おかざき真里さんの「阿・吽」もついに最終回を迎えました。
個人的にはとてもいい終わり方だったと思います。
さて、現在、東京国立博物館(トーハク)で、
伝教大師1200年大遠忌記念 特別展「最澄と天台宗のすべて」が開催されています。
というわけで、時間が空いたので、日時指定券をネットで予約して、雨の上野に行って来ました。
この手の展覧会は「混む」「だまって鑑賞すればいいのに、二人三人でやって来て感想を述べ合う」みたいな方がいるのですが、時間指定入場制なので、見やすい上に、会場内に「しゃべるな」的なプラカードを持った係員がいるので(まあ、私はそもそも市川猿之助のナレーションを聞きながら鑑賞していたんですが)、静かでほどよい空間でとても良かったと思います。
特筆すべきは、
1.光定戒牒(こうじょうかいちょう)。国宝。嵯峨天皇書。
2.久隔帖(きゅうかくじょう)。最澄が空海の元にいる弟子泰範に宛てた手紙
★この二つは「阿吽」ファンなら「萌え」ですね(笑)
3.天海座像(明智光秀か?という話は一切なし)
4.元三大師(慈恵大師)座像(2メートルくらいある)
5.聖徳太子像(なんで天台宗で聖徳太子?ですが、聖徳太子は法華経の守護者。『法華義疏』(法華経の解説書)を記しているので、天台宗の開祖の一人にカウントされているのだそうです。
来月まで開催しています。
私はオンタイムで連載を読んでいて、勿論単行本も持ってたんですが、引っ越した時に処分しちゃって、読みたいなぁと思っていたら、10月初旬に「完全版」が出ていました。
何が完全版なのかというと、当時のカラーページなどを全部再現してあるんです。
これは見事です。
思えばこの前から私は仏教好きだったんですが、このマンガがトドメだったような気もしないではありません。
というわけで、Kindle版(電子版だとiPadで拡大して鑑賞できる)を読んでみました。
懐かしい。。。
そして、今読んでも凄い。。。
仏教好きが読むのは、手塚先生の「ブッダ」ですが、「阿吽」と「ところてん」(我々は日出処の天子、をところてん、と呼んでいました)も読んで欲しいところです。