2021年12月11日(土)17時から開催致します。
講師 新部健太郎先生
ホスト 畠山裕美
アシスタント 瀧澤一寛、寺本雅一
実践易占入門(2021年12月) 2021年12月11日(オンライン・Zoom) - こくちーずプロ
この講座の特長
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途中からの参加でもOK
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易の卦を覚えるのは後回しでもOK
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実際の易占のプロセスを勉強
参考文献等は、講座内でご紹介致します。
この講座は、こんな人達のために企画しました
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独学でつまづいた人
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易経からどうやって占いの答えを導くのか、わからない人(易のプロがどうやって答えを導くのか、知りたい人)
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実際に易のプロになりたい人
占いは、易に限らず、「覚えなければいけないこと」というものがありますが、それは、市販されているテキストで、充分間に合います。
そして、ここが易のポイントですが「易経(テキスト)を見てもいい」という伝統があります。
見てもいいんです(笑)。易は。
易経、例えば
16 雷地豫(らいちよ)
<爻辞> 「貞疾。恒に死せず」 <読み方> ていしつ。つねに しせず。
と、書いてあります。
最近は、現代語訳で
<爻辞の意味>「常に病んでいる。長く病んでいるが死ぬことはない」
という説明も読むことができます。
ここから、想像と妄想、之卦(しか。未来)や、賓卦(ひんか。相手の気持ちなど)、裏卦(りか。過去)諸々を導き出したり
(この辺りは占者よりけりです)して、答えを出します。
もしもこれが「恋人の気持ちを知りたい」という問いだったら「すわ!恋人が病気?長く病むけど死ぬことはない?」ととるのは、早急です。
なぜならば、問いは「恋人の気持ちを知りたい」だからです。
もう一つ言うと、気持ちというのはあまりにも守備範囲が広いので「恋人の私に対する愛情はあるか?」というように、具体的に絞ります。
「恋人の私に対する愛情はあるか?」という問いに対して「常に病んでいる。長く病んでいるが死ぬことはない」ということから読み解くのです。
私(畠山)だったら「あなたに対しては、長い付き合いなので、良いところも悪いところもわかっている。最近は、あなたの欠点が目についているが、良いところも知っているので、それを無理に変えるのは、あきらめている。あなたとわかれるつもりはない」。なんだか、長く連れ添った、夫婦みたいですね(笑)。
こんな風に解釈します。勿論、他の先生ならば、別の解釈があるかもしれませんし、易は「筮前の審事(ぜいぜんのしんじ)」と言って、事前リサーチをしっかりやります。事前リサーチをして、状況をしっかり把握して、占的(占いの目的)をしっかり定めてから、立筮するのです。
また、易経は英語で The Changes と言います。
易は変化を見るものだから。
先の例だと、雷地豫五爻は、沢地萃(たくちすい)に変わります(之卦)。
この、之卦の取り方も、占筮者によって違ったりします(そこがまた面白い)。
そして、その勉強ですが、勿論自分で解釈するのも良いのですが、他の占筮者の占例をみることは、非常に役に立ちます。
つまり「先人の知恵」を拝借できるということなのです。
易は、その仕組みを理解してしまえば、とても自由なものですが、最初から「好きに自由にやっていいよ」と言われると、かえって何をどうやればいいか分からないものです。最初は「こんな型があるよ」というのを体験していただきながら、「占いのスタイル」を取得して頂ければと思います。