今日の午後は、操体法東京研究会の定例講習です。
講習三年目と八年目くらいのメンバーが参加しています。
このくらいのレベルになると、第三分析(皮膚へのアプローチ)、第四分析(息診・息法)や、新重心理論による操法(第五分析改め)の勉強になってきます。
また、実際にクライアントを診ているメンバー達なので、かなり実践的です。
机上の理論ではなく、実際の臨床で使えるか(効果を出せるかどうか)というのも大事なポイントです。
このような場合、症例集や臨床例集も話題に上がるので、非常に参考になります。
昔からあるのですが、看板やネットに「操体」と書いてあっても、実際に行ったらやってもらえなかったという話はかなり多く聞きます。
(最近も聞いた)
私自身も、操体関係の本(故根本良一先生の本)で「操体法実施施設」に書いてあるところに問い合わせたら、どこもやってくれなかった、という方が来たことがあります(うちもそこに掲載していた)。
「操体法の実際」という本があります。
あの本にも、昔は「操体法実施施設」の掲載があったそうですが、
「掲載されていても、実際はやってくれなかった。やってもらえなかった」ところが多かったので、削除されたと聞いています。
仰臥膝二分の一屈曲位で、膝を左右に傾倒するというのは、操体の動診の中でもおそらく一番有名なものではないかと思いますが、殆どの場合「関節や筋肉の動き」になるかと思いますが「関節や筋肉の動きではない」身体性を被験者に表現してもらうという試みを行います。
操体の常識は世間の非常識、というのは私も心得ていますがその操体の常識をさらに打破し続ける三浦先生は凄いなと思います。
操体法東京研究会の新規定例講習は、5月開講予定です。今回は一年ですが、終了後、上のコースに進むことが可能です。
なお、私が学んだ時よりも、かなり早く操体がマスターできるよね、といつも思います。
体感で言えば、私が三年かけて習得したものを、一年で習得できる、的な感じです。
2022年度 操体法講習会開催 | 操体の講習 | 操体 三浦寛 人体構造運動力学研究所
なお、今回も畠山はサブ講師として参加、また、今まで手技療法を学んだことがない方のための補講(視診触診講座)も担当します。