操体法大辞典

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手は小指、足は親指。8月の講習可能日

こんにちは。TEI-ZAN操体医科学研究所の畠山裕美です。

お盆前後の予定をお知らせします。

施術+ベーシック講習 | 操体法の講習 | 操体法 TEI-ZAN操体医科学研究所

www.teizan.com

 

2022年8月「施術+ベーシック講習」予約可能日
開催は、西葛西です。

★8月28日(日)定例講習休講のため、開講可能です。
日曜開催可能は、珍しい?

8月12日(金)
8月13日(土)午前中

8月18日(木)
8月19日(金)
8月20日(土)

8月23日(火)
8月26日(金)
8月27日(土)
8月28日(日)

8月30日(火)

 

開始時間はご希望に添えるように致しますので、お申し込み時にお知らせ下さい。

 

さてさて、

 

メンテナンスで定期的に通ってくださっている方の話です。

 

腱鞘炎っぽいというので、雑巾やふきんの絞り方を指導しました。

1ヶ月後、やはり手の親指あたりの違和感と、どうも手首が捻れているような感じがするというので、何だかピンときました。

再度絞り方を見たところ、折角縦に絞っているのに、親指に力を入れて絞っていました。残念!

 

「雑巾、ふきんは縦絞りで、小指を効かせて(親指はむしろ浮いていてもいい)絞ってください」というのをしっかりやってもらったところ、

親指の違和感が消えて、手首のねじれ感も消失したとのことでした。

 

このからくりですが、ざっくりと言えば人間「手は小指を運動力点・作用点にすると、運動効率が良い」ということです。

人間の手は、肩から下は一本の骨で、肘から下は手首まで、橈骨・尺骨という二本の骨があり、そこから手首に繋がっています。

 

人間の設計図では、手は「小指側を使う」ということになっています。

そこでそれに反して親指側を一生懸命使うとどうなるか。

 

肘から下の橈骨と尺骨が「ヘンなふうにねじれて、それがやがて腱鞘炎や、手首辺りの違和感となる」のです。

 

美容師さんで腱鞘炎になったという人に、ハサミの使い方を聞いてみると、ほぼ、親指に力を入れてカットしていたりするのです。

 

また、テニス肘だという人の、手首の使い方を聞いてみたり、実際にやってもらったりすると、やはり無意識のうちに親指でラケットを強く握ったりしています。

 

私も忙しかったり、ウッカリするとついつい親指側を使ってしまったりすることがありますが、気がついたらすぐ修正するようにしています。

 

たったこれだけのことなんですが、腱鞘炎や手首の違和感、テニス肘を予防することができます。

 

もし、なってしまったら、操体で調整できます。

普段のクセになっている動作を分析し、原因を解明します。