操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

操体についての問い合わせ。

昨日、電話をいただきました。

 

操体やってるところを教えてほしい」というのはよくあるお問い合わせです。

 

これは結構根深い問題です。

昔は農文協の「操体法の実際」の巻末に「操体法実施施設」が、掲載されていたのですが、問い合わせても「実はやっていない」というところが多かったので、削除になったそうです。

 

私は健康体操的に操体をやっている方にケチをつけている訳ではありませんのでご容赦を。

 

例えば「万病」とかNHKのドキュメンタリーをみて「操体受けたい」と思う人がいます。操体法実施施設という名称からは「操体治療をしてくれるところ」を、想像するはずです。

しかし、連絡をとると、治療や施術はやってない。体操教室はやっている。

 

体操教室で問題解決するケースばかりではありませんし、本を見て連絡するような方は、深刻度は高いでしょう。

 

三浦先生によると、橋本敬三先生でさえ、リウマチの患者さんには苦労(動かすと痛い)していたというのです。

 

健康体操的に操体をやっている方のところに、リウマチとか自己免疫性疾患の方がきたら、もう大変です。

 

実際、他にも「操体って書いてあったけどやってもらえなかった」という話はかなりあります。

 

 

話を伺うと、大阪に操体の事務所のようなものがあって、そこでやっている体操教室に参加した、肩凝りを治したいと思ってその事務所に電話したんだけど、電話が繋がらない」とのこと。

 

 

うーん。多分東京操体フォーラムとか、一般社団法人日本操体指導者協会のサイトをご覧になってお電話をくださったのだと思いますが「大阪の操体の事務所」と言われても、わかりかねるのです。

 

関西操体ネットワークとか調べてもわからず。

 

操体って、肩凝りにきくんですか」とおっしゃるので

 

「拝見しないとわかりませんが、私自身は、体操教室的なものではなく、操体専門で開業しているので、そういう方は良く施術や個人レッスンにいらっしゃいますが」

 

「何でも自分で治せるわけではなく、程度にもよりますし、専門家が、自力自療が可能なレベルに、引き上げれば、その後は自力自療でも対処可能です。」

 

と、答えました。。

 

その事務所については存じ上げませんが、常駐スタッフがいないか、治療院内ならば、木曜日なので休診日かもしれません。また明日連絡を取ってみてください」