操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

改めて操体について考える。

先日はじめて操体を受けた知人。

 

長年困っていた冷え症、足趾の操法を受けた後、温めてもいないのにぽかぽかしてきた、とのことでした。

「これ、興味がありそうな人がいるから説明する」と言って下さったのですが、

「説明が難しかった」とのこと。

 

そうなんです。

私も親にさえ「操体って何、って説明しようとしてもできない」と言われるし、親戚の中には「マッサージ(違う)」とか指圧のポーズをとる人もいたりします。

 

アプローチ方法は、それこそ第1分析から第5、他にもあります。

定期的に操体を受けてくださっている皆さんも、我々の手の内全てを受けているわけではない、それくらい引き出しは多いのが事実です。

 

またある方は「どうしてあそこに触れただけで、ここが変わるの?!」と、驚愕していました。私も「ホント、不思議だなぁ」と思いました。

 

  • 操体は「基本操体」だけだと思っている方、もしも、被験者が動けなかったらどうしますか?
  • 「カエル足」(我々はカエルとはいいませんが)をやろうと思ったけど、被験者がうつ伏せになるのが辛いって言ったら?

とか。

 

操体の特徴

ボディの歪みを正し、軸の適正化をはかり、二次的に症状疾患を改善し、心の平静をはかる。

多くの治療法は「診断・治療」のみであるが、操体はその前に「癒し」がある。それが「快」というキーワードに繋がってくる。

 

※一般的に、リラクセーションは癒し、慰安のみで診断・治療はない。