お暑うございます。
TEI-ZAN操体医科学研究所の畠山裕美です。
暫く予定表の更新をサボっていてすみません!
なお、8月は「夏期禅学会」ということで、19日~21日までお山(お寺)に行って、坐禅してきます。
↓こちら、NHKの「トリセツショー」で紹介された「めい想」についてのトリセツです。曹洞宗の藤田一照さんや、臨済宗のお坊さんも登場します。
キリスト教の牧師さんも登場しますよ。
https://www.nhk.or.jp/program/torisetsu-show/2024_mindfulness.pdf
ちなみにみていただくとわかりますが「無」になろうと頑張らなくてもいいんです。
禅僧だって、雑念は湧くのです。雑念が湧いてもまたすぐ戻ればいいんですって。
また、私の友人が「邪悪な想念を持っていると坊さんにバレて、棒で打たれる」という勘違いをしていました。
坊さんは「邪悪な念」を感知したりしません(笑)。また、修行道場の修行僧なら寝たりしたら警策で打たれるかもしれませんが、
普通の坐禅では。曹洞宗でも臨済宗でも、お導師様が回って来たら、坐ったままお辞儀をして「警策ください(打ってください)」とお願いするんです。
お坊さんが勝手にバシバシやるわけではありませんので。
あくまでも坐っている人が「お願いします」と、お願いするんです。
今年の3月、町田のお寺で長いこと坐禅会に参加している方に聞いた話です。
「今日は座禅会か。面倒くさいな」と思っても足を運んで坐る。
それの繰り返しで、25年以上坐ってます。
なんだかこれ、わかるんです。
驚くような変化があるわけではないのですが、坐った後はアタマがスッキリするし、気分もいい。
ちなみに、人間の脳のモードは
・何かに夢中になっている
・瞑想とか坐禅している
・デフォルトネットワークモード(雑念とかぼーっとしている)
の3つに分けられるのだそうです。
そして
モヤモヤ悩んだり、寝床に入って一人反省会をやって夜中まで起きていたり、誰かと自分を比べて落ち込んだり、みたいな「お悩みタイム」は、ほぼ「デフォルトネットワークモード」の時なんだそうです。
・他人が自分のことをどう思っているか気になる
・他人のちょっとした行動や言動がとても気になり、自分は嫌われているのではと不安になってしまう
・他者からの「社交辞令」を本気にしてしまい、お誘いがないので嫌われているのではないかと悩む
・寝床に入ると「一人反省会」をしてしまう
・人と自分を比べて落ち込む
というような。
めい想、坐禅と「ぼーっとしているデフォルトネットワークモード」、何だか似てそうですが、違うんだそうです。
たまに、このようなお悩みを持っている方に「ちょっと坐ってみれば?」(お寺とか仏教系大学で坐禅会をやっているところも多い)と、お勧めすることがありますが、興味深いのは、そういう人に限って「いえいえ。私なんか」と、遠慮する方が多いような気もします。
「それが一番必要な人ほど、それに近づきたがらない」という法則です。
これに関しては、また深掘りしたいと思います。