操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

「足趾の操法®」は、心地良い眠りを誘う。

こんにちは。TEI-ZAN操体医科学研究所の畠山裕美です。

 

余りにも身近で当たり前だと思っていたのですが、改めて気がついたので、書いておこうと思います。

 

私は「足趾の操法®」こそ「万病を治せる妙療法」ではないかと思っています。

なお「足趾の操法®」は、橋本敬三先生の本や、今までに出ている操体操体法関係の本には、そのやり方は出てきません。

たまに「ゆらし」「ゆびもみ」とか名前は出て来ます。

 

以前、操体の大会かどこかで参加していた方に

「指チョンチョン」と言われ

「はて??指チョンチョン?????」と思ったのですが、話を聞いていると、指先を持って揺らすとか指先をつまむようなことのようでした。

 

私はこの「足趾の操法®」が、どうやって仙台の温古堂にやってきて、橋本敬三先生がどうやって治療に用いていたのか、経緯を三浦先生に教わったのですが、なかなか面白い展開でした。

 

私が三浦先生に教わったのは、仙台の温古堂に「それ」が伝わった時は「めちゃ痛い」ものだったのを「めちゃきもちいい」ものに進化させ、

さらにそこに独自の「おさめ(これがまたきもちいい)」を入れたものです。

 

現在は、それに、私が昔習った「趾廻し」(畠山が25年くらい、変態的な熱心さで研究と改良を重ね、操者が手や肩などを壊さないようにしたもの)を加えています。

 

長くなりましたが、今日たまたま実家の母が「イベントで足が疲れた」というので、

施術室が空いた隙に足趾の操法をやったのです。通常の施術より短い時間です。

なお、母は操体の効果をあまり信じていませんし、普段は操体を受けようともしません(親なんてそんなもんです)。

 

しかし、その後、普段は眠れずに睡眠導入剤を飲んでいる母が、ソファで爆睡していました。

 

本人も「あれ?寝てた?」と驚いていました。

 

そうだ!すっかり忘れていたというか、私にとっては当たり前だったんですが、

足趾の操法って、眠気と深い睡眠を誘うんですよね。

 

また、操法の途中で瞬間的に深い睡眠に入ることもあります。

意識は起きているのに、からだは眠っていて、自分のイビキが聞こえることもあるし、脳が眠って、からだが動くこともあります。

 

いずれにせよ、短時間でかなりリフレッシュするんですよ。

 

というわけで、たまには「足趾」の講座のお知らせです。

 

また「足趾の操法」と「渦状波」を合わせた(操者一人では無理なので、操者二人以上でやります)「左脳とばし」というのもありますが、これは本当に「飛びます」。

 

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