操体法大辞典

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【捻挫と操体】続き。治ったと思った後が肝心。

こんにちは。TEI-ZAN操体医科学研究所の畠山裕美です。

足首を派手に捻ってから一週間経ちました。

相変わらず左外果下がうっ血しているものの、もう曲げても痛みはありません。

腫れなかったというのもラッキーです。

 

というか、翌日には普通に歩いてました。

 

以前、捻挫をしたという方がいらっしゃり「捻挫がすぐ治るんですか」と言われたことがあります。

 

普通よりは早く回復すると思いますが、腱や筋や組織を痛めているわけですから、そちらの回復にはやはり時間がかかります。

 

奇跡の泉とか、ゲームではないのです。

 

ただ、中には驚くべき早さで「あれ?痛くない」となることもあります。

 

しかし、そういう場合、よくあるのが「治った。痛くない」と、油断して無理をしてまた同じところを痛めることです。

 

★このケース、ぎっくり腰でよくあります。

「治った~!」と無理をしてまたぎっくりをやるケースです。

「無理しないでくださいね」と言っても張り切って無理をして「またやっちゃいました」みたいな。

 

★これは、クライアントにとってもショックですが、臨床家にとってもショックなんですよ。

大事に金継ぎした器、乾かないうちにお湯とか入れちゃって、また壊れちゃった!みたいな。

 

なので「良くなった」と思っても、しばらくは気をつけたほうがいいんです。

 

そして昨日、再度三浦先生の治療を受けましたが、終わった後

 

「無理するなよ」(治ったといって、無理するな、ということです)と、釘を刺されました。

 

あわわ。

 

私のクライアントで、足趾の操法を受けた後、足が軽くなったので、思わずスキップしたら転んだ(痛い)という方もいらっしゃったので、この辺りはかなり注意する必要があります。

 

急性期のケガなどはすごい変化が起こる場合もありますが、良くなった!治った!と思ったあとが、大事です。