操体法大辞典

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「願望達成」を考える

TEI-ZAN操体医科学研究所の畠山裕美です。

 

以前、願望を達成させるには「○○になりますように」と、未来に向かってお願いすると、それは叶わない、という話を聞いて驚いたことがあります。

 

何となくは知っていたのですが、確か島地勝彦先生が今東光先生から聞いた話だったような気もします。

 

何故「お願い」を未来形でしてはよくないのか。

それに明確に答えてくれているのがこの本です。

 

どういう理屈かというと、Jegさんは「ベルトコンベア理論」と言っているのですが、

お願いを未来に投げるわけです。

 

例えば「結婚できますように」。

それを未来に投げると、やがて未来に投げた言葉が、ベルトコンベアに乗ってやってきます。

 

「結婚できますように」というのは、つまり「まだ結婚できていない」ということですよね。

 

未来に投げた言葉がやってくるとして「結婚できますように(まだできていない)」が、やってきてしまうわけなんです。

 

それならば、未来に「結婚できました」、という言葉を投げればいい、という理屈です。

なお、「今結婚出来ていないからお願いしているのに、すでに「結婚できました」なんてウソついてるみたいで言いたくない」という人もいたりしますが、これは別に役所に届けを出すとか周囲に言いふらすとか、公に公表するわけではなく、あくまでもその方の「願望達成」のツールとして言葉を使っているだけです。

 

もし、今叶っていないことを言う(あるい宣言する)のは絶対イヤだ、という場合、勿論無理にはお勧めしませんので。。

 

 

 

 

私も願望達成系はかなり読んでいるんですが、この本はなんだかとっても腑に落ちるのです。

 

ヨガ、太極拳、瞑想、潜在意識系探究、易(易は、潜在意識から情報を拾い上げて読み解くツールです)、坐禅密教修験道系とか色々やってみて、それなりに手応えは感じている私の言い分です。

 

というのは、どこかから拾ってきた情報を貼り付けているのではなく(Web記事に多いですね)、著者であるJegさんが人体実験をした結果をまとめているからです。


どっかから引っ張ってきて貼り付けたのは、やっぱりわかるんですよね。

 

もう一冊。

これは「お金に対するメンタルブロック」、つまり「お金はキレイなものではない」というメンタルブロックを浄化するという本です。

私が惹かれたのは、表紙が可愛いのと、この方が「雨音りん先生」というからでもあるんです(うちの末っ子猫がりんちゃん、といいます)。ドSキャラなんですがかなり好きです。芸風真似したいかも(あはは)。

 

そして、これらの集大成とも言える本が、出ました。

今までのKindle書籍をまとめています。

 

 

Jegさんが書いていることはかなりシンプルです。

 

  • 考え方の基礎(土台)をアタマに入れる
  • テクニック(やり方)はそれから
  • 継続

 

私も何度か書いていますが、現在は「テクニック」が過剰です。

「これをやればこうなる」というのは、溢れかえっています。

 

願望達成法や健康法も同じですが(健康法も元は健康で長生きしたい、という願望達成なんですよ)「これだけやればOK」的なものをネットで拾ってきて、試す。

二回三回やって、変化がなかったりすると次のものを探す。

 

ところが「基本となる考え方」「考え方の土台」がアタマに入っていると、どれを選択すればいいのか、わかるんです。

 

そして「継続」も大事です。

タイムラグがあるということも覚えておく必要があります。