操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

操体的触診。

操体的触診法。 

 

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今日の午前は、足趾の操法の講習兼施術会。午後は定例講習です。

今日のメインは「触診」。

頸椎と胸椎の圧痛硬結を、下肢の動きで解消するという「遠隔的」な操法を何種類か行いました。

また、逃避反応から操法を選択して行うやり方も少しばかり。

 

 

 

 

 

伝統療法カンファレンス2019

ヘルスケアリゾート 伝統療法カンファレンス2019が、今年も開催されます。

テーマは「自分でできる医者いらずの体づくり」ということで、なんだ?操体のことではないですか(笑)。

 

私は「操体の施術+ベーシック講習」で、セルフケアを指導しています。

セルフケアというのは、やはりきもちいいとか、続けられるメリットがないと、なかなか続かないものですが、確かに言えるのは「キモチイイものは続く」ということです。

 

ちなみに「頑張る」というのは「自分が本当はやりたくないことを無理してやる」ことで「頑張らない」ということは「自分が本当はやりたくないことは無理してやらない」ということだそうです。

頑張って、習慣になるまで続けばいいのですが、なかなか続きませんよね。

というわけで、ベーシック講習ではセルフケアを一日で習得できます。↓

www.teizan.com

 

話を元に戻しましょう。伝統療法カンファレンスです。

我々東京操体フォーラム、一般社団法人日本操体指導者協会も勿論参加、三浦寛先生のワークショップも開催されます。
我々は「足趾の操法®」と、易占(東京操体フォーラム相談役 新部健太郎氏)で、参加です。私もチャンスがあれば易占のブースにも座るかもしれません。

kenbiki.jp

ヘルスケアリゾート南会津 伝統療法カンファレンス2019開催します!! | 筋整流法協会

2019年9月1日(日)9時〜15時

会津高原たかつえスキー場 スペーシア

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意識飛びとは。

操体(第三分析@皮膚へのアプローチ以上)や、足趾の操法を受けていると(私自身は足趾の操法®で味わうことが多いです)、

いわゆる

 意識飛びの現象が起こることがあります。

 

以前もブログに書きましたが、電話で

「あの~、操体ってきもちよくて失神しちゃうんですか」と聞かれ(汗)

「いや、失神はしませんが、意識飛びはあります」と答えたことがあります。

 

意識飛びとは、文字通り、意識が一瞬飛ぶことです。

失神というと、メーターが吹っ切れるような感じかもしれません(失神したことがないので)。

意識飛びは、意識はあるけれど、どこかに飛んでいるという感じで、飛んでいる最中はそれほど長くはありませんが、キモチイイのは確かです。アタマがすっきりします。

 

脳波とか測ると面白いかもしれません。

 

失神はいわゆる脳貧血であることが多いですが、意識飛びはどちらかと言えば、深い瞑想に瞬間的に入るような感じです。

ある方は「星が流れている宇宙空間に浮かんでいた」とか、瞬時にきもちいいところに落ちる気がしたとか、人それぞれなんですが、いずれにせよ、アタマとカラダはとても休まります。

 

個人的には、足趾の操法を行うと、アタマが休まって、渦状波を行うと、カラダが休まるのではないかと。

 

夏季操体講座ですが、当然ながら、この「意識飛び」も経験して頂く予定です。
「きもちのよさで良くなる」ということがよくわかると思います。

 

2019年夏季操体講座(お盆に操体@2019)詳細のご案内(2) - 操体法大辞典

 

blog.teizan.com

 

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恒常性(やらない理由)

去年から、私と実行委員の寺本君、三浦寛幸君で、交代で往診に伺っている方がいらっしゃいます。

 

両膝からの下の皮膚の傷が何年も治らず、皮膚移植しかなかったのですが、今では皮膚の移植をせずに、傷も少しずつですが、塞がってきています。

この方は「とってもきもちがいいですね」とおっしゃるのですが、

「きもちいい」と、声に出すことで更に治癒力がアップしているような気がします。

皆さんもきもちよかったら、声にだしてみてくださいね。

 

私の話ですが「疲れた~」という代わりに「癒される~」という言葉を使うようにしてみました(口ぐせの実験です)。

 

私は銭湯派なので(風呂が大きくて熱いのがいい)、銭湯の大きい浴槽に入ると「癒される~!」と言うようにしています。もはや習慣です。

そうすると、すごくいいんです。何がいいかというと、癒されるんです。癒し効果がアップするような感じなんです。

 

さてタイトルの「恒常性」ですが、先の足の怪我がある方、周囲にも膝が悪いとかどこそこが痛いとか、そんな方が沢山いるんですが、「操体(足趾の操法他)って本当にきもちいいんですよ」とお伝えしても、興味は持つそうなんですが、そこで終わってしまうとか「え~、でも」みたいな感じになるそうです。

 

新しいことをやろうとする時、脳は「死なないため」になるべく回避しようとします。

「今までで足りてるんだから、いいじゃない」
そして新しい事を「しない」理由を探します。「する」理由よりも「しない」理由を探す方がすごく簡単なのです。

 

また、これは実行委員のIさんに聞いたのですが、知りあいに勧めても「それって何やるの?何に効果があるの?」とか、情報収集が先行し「やっぱりいいわ」となるのだそうです。

 

以前「操体を受けて、クセになると困るから」と言って受けない人がいましたが(実話です)、クセになったら自分で覚えて心ゆくまでやればいいのにな~!と思いました。

 

2019年夏季操体講座(お盆に操体@2019)詳細のご案内(2) - 操体法大辞典

 

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一瞬で変わるものはすぐ戻るが、それを阻止する方法。

去年は6月末に梅雨が明けたのに、今年は一ヶ月遅れましたね。

熱中症には気をつけましょう。

 

さて、今年のお盆にも操体の夏季講座があります。

操体創始者橋本敬三先生の直弟子、三浦寛先生から直接、操体の秘密と上達の秘伝を聞くことができる貴重なチャンスです。

セルフケアと他者への施術、どちらも習得できます。

 

2019年夏季操体講座(お盆に操体@2019)詳細のご案内(2) - 操体法大辞典

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さて、昭和の終わりから平成の初め頃ですが
仙骨を調整すれば全身が一発で治る」とか
「頸椎1番(C1)を調整すれば全身が一瞬で治る」とか、いわゆる「ホールインワンテクニック」というのが流行りました。

その後「一瞬で治る」とか「一瞬で改善する」というのはなんだか少しすたれましたが、最近また「一瞬で変化する」というのを聞くような気がします。

 

まあ、一瞬で変わるとか一瞬で治れば、それに越したことはありません。

 

流行は巡るんですね。

 

また、一瞬で簡単に変わるものは、すぐ戻ることが多いのです。

からだが一瞬で柔らかくなるとか、そういうのは私もよくやりますが、一瞬です。
以前、操体の全国大会で歯医者さんが「奥歯でティッシュを噛むと瞬間的に柔軟性が増す」というのをやっており、三浦先生が休憩時間に「どれくらい持つの?」と聞いたところ「すぐ戻る」という話を聞いたとのことでした。

 

これらを戻さないというのも、我々の技量です。

 

例えば、お酒の味を変えるとかタバコの味を変えるとか(軽くしちゃう)、気功でよくやります。全く難しいことではありません。
また、味が変わったものが、元に戻るということは、ありません(お酒などは放置すれば、当然ながら気が抜けます)。

 

ここに操体の秘密があります。

「わ~い、変わった」で終わるのではなく「変わって、それをキープする」。

それが操体の強みと言えましょう。

 

操体の第一分析(楽な方に動かして、瞬間急速脱力)は、確かに上手く行くと、スコーン!と行きます。鍼などは、終わった直後がいいんだけど、家に帰るとまた、という話をよく聞きますが、それ以上には「もち」ます。

 

第二分析(きもちの良さをききわけ、味わう)だと、きもちよさでからだが変わるので、もっと長持ちします。

 

 

 

 

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睡眠の問題と足趾の操法

テレビで「日本人が抱える睡眠問題」をやっていた。

NYまでヘッドマッサージ(本店は日本)を受けに行く人もいるらしい。

 

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それなら、東京で「足趾の操法」をオススメしたい。

その中でも「足趾(あしゆび)廻し」は、爆睡メニューです。

 

足趾の操法はきもちいいのは当然ですが、深い眠りを誘います。

 

つまり、きもちのよさで、心も体もケアできるということです。

 

是非一度味わってみてくださいね。

 

 

操体における瞬間脱力に疑問を持った時。

その昔私は「からだの声を聞く」という表現が好きでした。

 

そして最初の本を書いた時、「何でもためて、ストン」というのはどこかヘンだと思うようになりました。

どうしてヘンだと思ったのかというと、それは「直感」としか言いようがありません。

 

自分でやってみてもわかりますが、瞬間脱力って、結構技法がいるし、やってると疲れたりします。疲れている時などは、やりたくありません。

 

逆に「ゆっくり脱力して」「ふわっと脱力して」というのもありましたが、これもなんだかしっくりこない。

 

確かに言葉的には柔らかいものがありますが、ちょっと違う。

 

私のアタマに浮かんだ疑問は
「からだの声をきいてるなら、なんで瞬間的に、とかゆっくりって指定するんだろう」

ということでした。

 

となると「からだの要求に従って」とか「からだの声に従って」という言い方のほうがぴったりです。

 

ある時、関西の仲間から聞いた話です。
いらっしゃったクライアントが「私は瞬間脱力ができる」と、胸を張っていたそうです。話によると「瞬間脱力はテクニックが要るので、できるのは上級者である」みたいな感じだったそうです。

 

その通り。瞬間脱力は結構テクニックが必要です。

 

そして、橋本敬三先生がホテルオークラで行ったセミナーの映像がありますが、会場にいた男性をモデルにするのですが、被験者が脱力できないので、橋本先生がちょっとキレるという映像です。この男性、何度言っても脱力できないのです。

 

橋本敬三先生も「瞬間脱力させるには、手こずっていた」ということです。

 

しかし、映像などをみますと、瞬間的に抜かせるといっても、正體術のように、脱力前に「ウサギの毛ほども動かさず」というように、力を入れて抜かせるというよりは「ポタッ」とか「しずかに、しずかに(ゆっくりということを言っている)、はい、ポタッ」とかおっしゃっているのでギューっと踏ん張ってとか、そういう感じではなさそうです。

 

また、自分の周囲の年上の方を被験者にすると、やはり急には抜けない。

こうなってくると、操体の目的が「ラクなほうに動かす」ではなく「脱力させること」になってしまいます。

 

しかし「瞬間急速脱力」に慣れていると、「からだの要求に委ねる」事がなかなかできません。つまり、からだの要求に委ねるまで、待てない。

 

かといって「ゆっくり抜いて」というと、「ゆっくり抜け」という操者のオーダーになってしまい、からだの要求に合っているとは限らない。

 

そうなると、やはり「からだの要求に従って(言い回しは色々あります)」というのがベストだよねと思います。

 

 

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