操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

ろんだいえん

操体と落語、何が関係あるのでしょう??

ろんだいえん―21世紀落語論

ろんだいえん―21世紀落語論

円丈師匠って誰?と思っても「か・か・か・か・かけふさん〜」

に、出ていた方と言えばおわかり?

昨日友人K氏に勧められてその足(通り道)の日本橋丸善で購入、用事があって母校(市川)に行った際、。円丈師匠は「新作」。普通私達も「落語」と言えば「古典」を思い出すが、円丈師匠は「最近古典が全く受けなくなってきた」と書いている。円丈師匠自身は、古典の腕が認められて昇進したわけだが、新作やりたさに古典をずっと封印していた。最近は封印を解いて古典もやっているようだが、「笑い」には「今」が必要なのだ、というのはよくわかる。私達が狂言を見た場合、確かに身のこなしや、伝統芸能として見ているのだが、その内容が現代の笑いにマッチしているかどうかは不明だ。それと同じで、「江戸」が消えてしまった現代で「古典」で笑えというのは?という疑問だ。
また「何故古典が受けるのか」というのは、日本人が農耕民族であるからではないか?という仮説を立てている。確かに毎年春に種蒔いて夏を越し、秋に収穫、ということを繰り返してきた民族だ。円丈師匠は自分は「少数派の海洋民族だ」とも言っている。

操体の世界を考えながら読むと面白い。