- 作者: 村尾隆介
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2010/09/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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中小企業のみならず、我々個人事業主にも役に立つ。
下記は「値下げの弊害」である。我々も、クライアントが来ないとか(特に開業したばかりとか)そんな時、初診料を期間的にサービスしようとか、治療費を値下げしようとか考えるものだ。
10の「広告しても値段しか覚えてもらえない」というケースだが、値段でみるということは、3000円だったら、操体でなくても、クイックマッサージでも、アロマでも、整体でも何でもいいのだ。『値段しか覚えて貰えない』とは、そういうことだ。
価格ではなく、何を提供するのかが問題だ。
筆者はよく研修で、近隣の店舗で400円で売っているアイスコーヒーを800円で売るには、という例題を出すそうだが、色々考えて見ると面白い。
- 売上は出ても利益が出ない
- 理不尽なクレームが増える
- リピーターが減る
- 他店との安売り競争から逃れられなくなる
- お客さまと価格のことで峨うようになる
- アイデアのない会社になる
- 組織づくりに時間が割けない
- 仕事が増える
- 協力会社に迷惑をかける
- 広告しても値段しか覚えてもらえない
いずれにせよ、「安ければ顧客が増えるだろう」というわけにはいかなくなったのである。また、来るかもしれないが、それなりの目的を持ったヒトがくることになるのだろう。