操体法大辞典

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吉原手引草

吉原手引草

吉原手引草


第137回直木賞受賞作。著者は松井今朝子氏。
先々週名画座「さくらん」を見た。
さくらん [DVD]

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赤・紅・朱の豪華絢爛な世界だった。

そのせいかどうかしらないが、書店でふと買った。
昔、英会話学校の同級生(父親と同じ歳)が、浅草の日本堤に住んでいた。
非常に粋な人で江戸っ子だった。

内容といえば、身請け直前に吉原から突如として身を消した花魁、葛城を巡って、
ある若い者が葛城を巡る人々に話しを聞いて回るという仕掛け。
「さくらん」で「忘八どん」という言葉を知ったりしたが、この本で初めて
「忘八」というのは「仁義礼智忠信孝悌」(『八犬伝』の珠ですな)の8つを忘れた
人間(つまり、人でなし?)を指すのだとか。


吉原御免状』などもゆっくり読みなおしをしたいと思う。
たまに時代小説を読みたくなるというのは何故か。