操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

今回の災害を、自分に関係ないからと「戒め」と、軽々しく言って欲しくない。

操体をやっている知り合いが「今回の地震は、被災した方々には悪いがひとつの戒めだと思う」と言った。
今回の地震と津波で、私の両親の故郷、気仙沼は大きな被害を受けた。親戚避難所生活をしたし、命からがら助かった親戚もいた。
家が流された親戚もいる。知り合いの妹さんは行方不明のままだ。

操体の生まれた土地、仙台も被害に会った。

そういう方々に対して「戒め」なんて良く言えたものだ。
石原都知事が「天罰」と、失言して謝罪した。

師匠が「自分がそういう目に遭ったらどうする」と、聞いたらしい。
師匠の生まれ故郷は宮城だし、操体の修業をされたのも仙台だ。

聞かれた本人は「そう言われても経験がないから実感がわかないし、受け入れられない」と言ったらしい。
これがその人にとって自然な感覚なのか。
色々なヒトがいるものだ。

はたして不快感を感じるワタシがおかしいのか。
勿論おかしいとは思っていないけど。