うんと小さい頃「プーさん」の言っていることがよくわかりませんでした。
でも、コブタ(映画と原作ではピグレット)をプーが橋の上から松ぼっくりを流す遊びは面白いと思っていました。
少し大きくなってから「タオのプーさん」を読んでなるほど、と思いましたが、なるほど、で終わっていました。
- 作者: ベンジャミン・ホフ,E・H・シェパード,吉福伸逸,松下みさを
- 出版社/メーカー: 平河出版社
- 発売日: 1989/02
- メディア: 単行本
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この映画は、大人になったクリストファー・ロビンが仕事と家族の板挟みになってどん底にいる時に、プーと奇蹟的な再会をし、懐かしい「100エーカーの森」に帰って、懐かしい仲間と再会し、忘れていたことを思い出す、という話です。
最初のほうで、クリストファー・ロビンが寄宿学校に入るため、「100エーカーの森の仲間」と別れるシーンが出てきます。
もうこの辺りで涙腺が崩壊(笑)
厳しい寄宿学校、お父さんの死、これから一家の主としての責任を負った少年。
戦争。戦後に商社に就職、結婚。。
というわけで、クリストファー・ロビンは仕事で週末家族と過ごすはずだったコテージへ行けなくなります(幼い頃過ごした場所で、プーや仲間達と遊んだところ)。
ロバのイーヨーの超ネガティブっぷりや、ビビりのピグレット(コブタ)、カンガとルーのカンガルー親子、トラのティガーなど、お馴染みの仲間達が出てきますが、この辺りでも涙腺崩壊です(笑)
なお、プーさんがロンドンの公園に迷い出て、クリストファー・ロビンと再会するシーンですが、これもなんだか涙腺崩壊です。
一つ一つのシーンが、刺さるというか揺さぶるというか、自分がいかに「大人の世界」に浸かっているかがよくわかります。