昨日の続きになるが、「よかれと思ってやったのに」に、著者の清田さんと、前川直哉先生(男の絆 著者)の対談が載っていて、なるほど、と思ったところがある。
私は早速、前川先生の本を読んでいる。
なるほど、と思ったのは、ホモソーシャルについての話である
ホモソーシャル (英: homosocial) とは、恋愛または性的な意味を持たない、同性間の結びつきや関係性を意味する社会学の用語。 友情や師弟関係、メンターシップ、その他がこれに該当する。 対義語であるヘテロソーシャルは異性との同様な関係を指す。(ウィキペディア)
私がこれを読もうと思ったのは、明治時代は、男性同士は結構ポピュラーだったということ、橋本敬三先生の小説にもちらっと出てくるが
米澤と云ふ所はいやな風習のある所でその頃美少年であった自分はあすこの中学校などに入るごとふ事はなにか恐ろしい事に出合ふように思われたからでもあった。
この一文である。中学受験(旧制中学)で、会津中学(会津高等学校)と、米沢の中学を受験するという話で、米沢の「いやな風習」と「美少年」と言えば、そうなんである。
ホモソーシャルな男性たちや、ホモソを描いた作品(ヤンキー映画や往年のジャンプ漫画など)なんかを見ていると、そこに登場する女性には
- 男たちの世話をする「マネージャー」(野球部のマネージャーとかいましたね。。)
- 高嶺の花「ミューズ」(北○の拳のヒロインとか)
- 一緒に戦える男勝りの女「名誉男性」(いっぱいいすぎてわからない)
この3パターンしかないと。これは「なるほど!」である。
以前にも書いたが
「鬼滅」が女子ウケするのは、ここだと思う。
女子は「マネージャー」も「ミューズ」もあんまり好きではないのだ(というのは、あれはオトコの願望だとしか思えないからだろう)。
「鬼滅」に登場する女子は、この3パターンには当てはまらないのだ。
柱の二人(しのぶと蜜璃)も、隊士のカナヲも、他の男子と一緒に戦うが、男勝りではない。
また、少女達に人気がある、セーラームーンとかプリキュアは、この3パターンにあてはまらず、むしろ鬼滅の女子キャラに近いことがわかる。
ONEPIECEは、同じジャンプの作品だが、登場する女子は、プリンセスだとか、航海士(強いけど戦うわけではない)とか、考古学者はいわば高嶺の花、ミューズではないか。
なるほど。。。
といいつつ、水曜日だったので、レディスデーだったので「無限列車編」2回目を観てきた。前回は初日で、席も満席でザワザワしていたが、今回は日比谷のTOHOシネマズのプレミアムシアターで、じっくり鑑賞することができた。
2回観ると、細かいところに気がついたり、色々な発見がある。