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操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

外気功基礎。スワイショウ。

GWに「集中講座」をやりました。


外気功基礎は去年もやったんですが、今年は昨年に引き続いての参加メンバーがいたので、なんと三浦センセイをモデルに実技をやりました。

 

ご本人は「何だかスースーしてきもちよかった」とのことでした。

 

さて、その時にご紹介したのが「スワイショウ」です。

 

これ、立位で手を振るという簡単なものなのですが、結構いいです。
シンプルな動きを繰り返すことで、瞑想状態に入るのでしょう。

 

一番効果があるのが「アタマの疲れを取る」ことなんだそうです。

 

なんとなく納得です。

 

まず、場所がいりません。
手を振ってぶつからなければどこでもできます。

 

やってると何となくたのしくなってきます(笑)

 

 

しかし、立ち方とか(実はどっちをむいてやるとかというのもある)、呼吸の仕方とか、どうやって立つかとか、意識はどうすんのとか、目線はどうしたらいいのとか、始めと終わりにはどうすんの、みたいなことは、本にもネットにも書いてありません。「舌をどうするか」くらいは書いてあることもありますね。

 

 

まあ、そんなに難しいことを言わなくても、日々の健康のためには適当にやってもいいのかもしれませんが、やっぱり基礎ルールは知っていたほうがいいんです。

 

 

実際に習うということは、こういうことを知ることができる、ということなんですね。

 

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瑞鳳殿の正面、涅槃門の内側にそっと咲いている鮮やかな牡丹。見えにくいところにありますが、是非のぞいてみてください。

 

 

 

 

 

操体は自分でできる(けど、きもちいいのはちょっとマレ)

昨日の日曜は、午前中に私の「視診触診講座」、午後が三浦先生の「新創生期第一期」の講習でした。


「視診触診講座」ですが、昨日は毛色を少し変えて、セルフケアの操体、つまり自分のメンテナンスのための動診操法をやりました。

 

操体って「自分でできる」から興味を持ったと言うヒトも多いのですが、反面「やってみてもきもちよくない」「よくわからない」という声を聞きます。

 

★そもそも、比較対照の第一分析は、「楽か辛いか」を分析しているので、それに対して「きもちいいか?」という第二分析の問いかけの答えを求めても、ダメなのです。

加えると「楽か辛いか(動かしやすいかそうでないか)」という問いかけをしているのに「これ、きもちいい?」とか、動いてみないとわからないのに「きもちよく動いて」というのも、厳密に言えば的外れです。

 

以前、農文協の編集の方に「万病を治せる妙療法」とか「操体法の実際」を読んでやってみて「きもちよさ」ってわかりますか?と聞いたことがあります。

 

「わかりません」とのことでした。

 

 

そもそもこれらの本は「楽か辛いか」(動かしやすいか動かしにくいか)という、運動分析の視点で書かれているので、「きもちよさ」を求めること自体おかしなことなのですが、一般的に「操体ってきもちいい」という通念もありますので、大抵の読者は「快」を求めて本を読むワケです。

 

 

 

ちなみに、大抵の方が「操体」といって想像するのが「膝の左右傾倒」「足関節の背屈」「伏臥膝関節腋窩挙上」などです。

 

 

これ、操者がいて、介助補助がしっかりなされていて、全身形態が連動していれば、きもちよさに導くことができますが、一人でやってもあまり面白くありません。

 

 

★また、これも以前に書いていますが、体操教室などで操体をやっている場合、基本的に「元気で動ける」「身体に対する興味が高い」方が来ていることが殆どなので、「ラクなほうにきもちよく」と言っても、ゴマカシがきくわけです。

 

本当はラクなほうがきもちいいわけではないことのほうが圧倒的に多い。これは、実際にやってみればわかることです。この違いを分からずに指導しているということは、ホントに操体やってんのか?というのがワタシの疑問。

そして、ぎっくり腰とか寝違えとか、痛みを抱えたヒトに「きもちよく動け」と言うのは酷なことです。

 

★健康体操的な操体と、橋本敬三先生がなさっていたような、臨床としての操体はこの辺りが違うんです。私は健康体操を否定はしませんが、操体の陳腐化(操体ってわかんない、とか、サークルの健康体操でしょ、みたいな)はして欲しくありません。

 

 

膝の傾倒などは、膝が倒れるほうにクッションを置くとか壁を使うという話も聞いたことがありますが、楽はともあれ、きもちよさを味わうにはあまり至りません。

(至るヒトもいます。例えば私は味わうことができますが、それは連動はじめ、操体的なからだをつくるトレーニングをしているからなのです)

 

 

ところが、器具などを使わなくても、きもちのよさをききわけ、味わうことが出来る動診操法は存在します。

 

というわけで、昨日は「セルフケア」をやったわけです。

 

お題は「膝の左右傾倒」です。

 

膝の左右傾倒(膝二分の一屈曲位にとり、左右に倒す)、バリエーションがいくつあるかご存知ですか?

 

大抵は一つだけですよね。

 

ところが、バリエーションはいくつもあります。
(私のベーシック講習+施術講習で覚えることができます)
★一番ウリのプログラムで、一番人気です。

 

teizan.com

 

今回は「新創生期」から参加のメンバーもいましたが(勿論初めて)、実際にやっていただくと

 

「おお〜っ。これはきもちいいですねぇ!」という声を聞くことができました。

 

やっていることは膝の左右傾倒なのですが、初めての方でも、殆どの方が「操体ってきもちいいって言いますが、コレなんですね〜」と言っていただいています。

 

 

実際に、手順を踏んで、指導を受けながら丁寧にやれば、体感できるんです。

 

 

そして、これもポイントですが、「きもちよさ」が伴わないと、毎日続かないんです。
「快」というからだへの「ごほうび」があるから続けることができるんです。

 

続けるコツ、というのもお伝えしています。

 

ジョギングとかなかなか続きませんよね。私は走ることはしませんが、一日に一時間は歩いています。これも続けるコツがあるのです。

 

最近の「健康運動指導士」(いわゆるメタボの指導ができる資格。フォーラム実行委員では、私と香(こう)さんが持ってます)の勉強では、行動変容と言って、運動しないヒトにどうやって運動させるか、というようなことを勉強しますが、「快」という「ごほうび」の存在は大きく、モチベーションを上げるには大切な事柄です。

 

 

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★仙台の大崎八幡の鳥居。

被害は自分だけで食い止めておく。

 「イヤなことを1分間で忘れる技術」という本を読みました。

世の中、いろんなことがあります。

 

最近は「イイ人ぶってるようだが実は」とか「八方美人過ぎて結局は・・」みたいなこともありますし、

 

私の易の先生によると、最近は「サイコパス」が増えているんだそうです。

 

そして、ネットを使った嫌がらせとか犯罪も増えています。

 

この本で「なるほど」と思ったのは
「自分が被害者になったら、被害は自分だけで食い止めること」つまり、自分は加害者にならないということが大切、と書いてあることです。

イヤなことを1分間で忘れる技術

イヤなことを1分間で忘れる技術

 

 

東京操体フォーラム藝術部活動報告

先日、100分外並び、40分内並びで「若冲展」に行ってきました。若冲は仙台でも昨年のサントリー美術館でも鑑賞してますが、また行ってきました。

若冲は鶏の絵が多いのですが、猫の絵は見たことがありません。多分、鶏を描くために飼っていたのだと思いますが、猫に鶏を狙われたので、多分猫が嫌いではなかったのかと。

以前、連動操体などの本を書いておられるN先生が「操体は猫がきもちよく伸びるように」とおっしゃるので、「猫はお好きですか」と、聞いたところ「猫が飼っている鶏を襲うから猫は嫌い」とのこと。

で、考えました。

そして先週「金魚養画場」(深堀隆介)を観てきました。
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アクリルに金魚を立体的に描く手法は斬新で美しくて、ちょっとグロテスクです。

そして今日は、カラヴァッジョ展。

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世界遺産に決まったらしい、国立西洋美術館です。

結構濃いですが、好きです。またイタリア行きたい(笑)。
マルタ島行ったことないので行きたい(笑)




たくさんの”私” 

 わたくし、ISIS編集学校の二期の学衆(生徒)です。

たくさんの“私

たくさんの“私" 一歩を踏み出す勇気

 

 そして、第五期の師範代なのですが、二期学衆、五期師範代の同期、麻野由佳さんが本を出しました。

 

「師範代面接」で確か一緒でした。
彼女は、「しっかりした不思議ちゃん」という感じです。

 

以前、編集学校の同窓会に、私がチャイナドレス、麻野さんがインドのサリー(エキゾチックな美人なので、本当のインドの方に間違えられ、タクシーの乗車拒否されそうになったらしい・・)という格好で登場したのが懐かしい。

 

大阪で水族館行って観覧車も乗ったっけ(そんなことばかり覚えている)。

 

そして

 

なんと松岡正剛先生がオビを書いていらっしゃいます。

 

 「わかることは、かわることだ」という、最近三茶の「操体法東京研究会」の定例講習でも聞かれる言葉がオビに見えますよ。

 

今度会ったらサインしてもらおうっと。

 

正体術。

正体術というのは、操体の源流と言われているものです。

 

これは「可動域のあるほうに動かして、動きを止めて、呼吸も止めて、数秒後にドスン!と脱力する」という結構ワイルドなものです。

 

正体術健康法―操体法の源流「正體術矯正法」現代版

正体術健康法―操体法の源流「正體術矯正法」現代版

 

 

 

正体術

正体術

 

 

さて、よく似ているものにPNFが挙げられます。

 

ところが、日本には昔からつたわる民間療法や武術の中に、「動かしやすいほうに動かして、チカラを抜かせる」というものはあったのです。

 

例えば「骨法」もそうですよね。

 

操体がそこからどう変わったかというと、動かしやすいほう、という運動分析から、「動かしてみて、どんな感じなのか」という、感覚分析に変わったことです。

 

操体専門のところ、実は少ない のです

その昔、根本良一先生の「連動操体」の本が出版される前に(1999年頃)、巻末に「操体実施施設」を載せるということで、掲載していただきました。

 

そしてその後、私のところに来た、浦安在住の鍼灸の先生曰く「操体をやってくれるというところに電話してみたけれど『操体はメインじゃない』とか、色々な理由をつけて断られた」。

 

操体法の実際、という本があります。

これ、橋本敬三先生は監修なさっていますが、本を書いた経験から言うと、監修というのは「一種の名前貸し」と言っても言い過ぎではありません。この本は茂貫雅嵩氏によるものですが、写真が載っているので、操体に興味をもった人は、必ずと言っていいほど買ってみるほんです。

私のところに「さっぱりわかりません」と、持ってくるのもこの本が多いのです。

 

まあ、一種のハウツー本ですから、買いたくなるのは分かります。私も最初は買いましたからね。

 

以前、スポーツプログラマの資格更新研修で、丁度サンプレイジムの宮畑さんが操体の講習をなさった時ですが、更衣室で、

操体法の実際、っていう本買ったけど、全然わかんないよね~」という声を聞き、

「なるほど~」と思った記憶があります。

 

さて、この本も昔は巻末に「操体法実施施設」というのがありました。

今はどうか分かりませんが、私が持っている古い本は

 

「目次には『操体実施施設』と、書いてあるけれど、本文には掲載されていない」

 

という状態です。

 

聞いたところ「操体法実施施設」に連絡して行っても、操体は今はやってないとか、時間がかかるとか、やはり何かと理由をつけられ、断られ、読者からクレームがついたので、削除したそうなんです。

 

 

私の知りあいも(操体をやっている)、旅行のついでに、関西のあるところに操体を受けにいったところ、何だかわからないことをされて、最後にその道場の一番エライ人が出てきて、指圧もどきのようなことをされたと言っていました。

 

また、最近、操体を勉強している同志が、昔の知りあいが柔道整復師になって治療院を展開しているということで、その系列接骨院に行ったそうです。そこで「操体法」を受けたのだそうですが、

 

「第一分析にもいかない、ワケのわからないことをされてがっかりした」とのことでした。

 

接骨院操体をやるには、かなりピンポイントに絞らないとできません。

勿論、第一分析でも効果はあがります。

 

しかし、第一分析はあくまでも「楽か辛いか」の運動分析、きもちよさでよくなる、ではありません(ここ大事)。

 


というのは、保険の点数などもあり、全身の調整をしているわけにはいかないからです(私の知っている柔道整復の先生は、操体をやるならば、自費診療でやっています)。

 

以前も書きましたが、保険治療では、治療・施術に一時間かけることは不可能ですし、操体は『感覚』のききわけなので、どうしても「一人一室」で、静かに行うことが必須です。

 

カーテンで仕切られた隣のベッドの患者さんの声が聞こえるようなところでは、「感覚のききわけ」は難しく、どうしても他力的寄りの第一分析にならざるを得ません。

 

また「操体を取り入れて」「整体と組み合わせて」「他の手技と組み合わせて」やっている場合は、第一分析、迷走分析がほとんどです。

★「きもちいい」と言っても言葉のみで、快適感覚が伴っておらず、受ける方が『キモチイイってわからない』という感想をお持ちになること多し

 

下に図(操体ってどんなことがあるのか、という一覧)をあげますが、接骨院や、多くの整体院などで行われているのは、図の赤枠で囲まれた部分です。

 

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ちなみに、操体法東京研究会出身、一般社団法人日本操体指導者協会認定の修了者は、下記の赤枠の部分を勉強しています。

操体プラクティショナー®、感覚分析診断操法士は、勿論行うことができます。

★足趾の操法は、「足趾の操法アドバイザー、インストラクター」

 

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