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操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

新・創生期(操体)。操体臨床の最先端は15年先を行っている

図は私が作ったものです(無断転用はお断りいたしますのでどうぞよろしく)

 

そもそも、操体の創始者、橋本敬三先生が、若き日の三浦寛先生に「自分のやっていることは、60年先を行ってるから、今、理解されなくても仕方ない」とおっしゃっていました。その時点から、50年経っているので、まだ時間が追いついていないということですね。

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©2016 Hiromi Hatakeyama all rights reserved

 

今、殆どの手技療法関係、鍼灸や柔道整復の関係の方が「操体」だと思っているところは、「第一分析」あるいは「迷走分析」に当たります。

 

しかし、操体は、多くの方が考えているよりも、進化しているのです。

15年前に「皮膚へのアプローチ」(すなわち渦状波®。刺激にならない皮膚への接触)が世に出た時、多くの操体関係者は、そっぽを向きました。

 

ところが、暫くして、皮膚への刺激(例えば皮膚をずらすとか捻るとか絞る)などのやり方を「皮膚操体」とか言い出した方々がいらっしゃいます。

 

★刺激にならない皮膚への接触と、刺激は、神経の伝達回路も違います。全く違うものです。

 

そして私は何度も何度も書いていますが、超コンサバティブな操体関係者の皆さんが、15年くらい経って、「さも、最初からあったような感じで」「皮膚の操体マッサージ」とか言い始めたわけです。

 

これは私が既に5年以上前に予測していたことですが、操体臨床の最先端と、コンサバ組の間では15年以上の差があるということです。

 

 

さて、図の下方に赤枠で囲ってあるところがあります。

第五分析(これは仮称です。名称が変わるかもしれません)、身体運動の法則のところです。

 

昨日の「操体マンダラ」では、この二箇所が公開されました。

 

これは本当に「新・創生期」です。

 

操体を勉強して20年以上になりますが、操体というあんパンをかじっていて、やっとあんこの部分にきたぞ、という感じです。

2016年操体マンダラ

2016年7月18日、海の日、毎年恒例の「操体マンダラ」が開催されました。

一言で言えば、私達の師匠、三浦寛先生が一年間の研究成果というか、新たな指針やテーマを弟子や受講生に公開するような発表の場です。

弟子が師匠孝行する日でもあります。

 

毎年興味深い発表があるのですが、今年は皆が驚愕するような内容でした。

 

温故知新と新創生期とでも言ったらいいでしょうか。

 

「ええ~っ?」「おお~っ」みたいな。


特に今年は内々というか、実際に講習を受けているとか、東京操体フォーラム実行委員であるとか、操体の理論と臨床をある程度修めている人間ばかりだったので、相当マニアックな内容でした。

 

私も「操体というあんパンをかじっていて、少しくらいあんこをかじったかな」と思っていましたが、「あんこのど真ん中はまだだな」と。

 

非常に濃厚な時間でした。

 

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未病医学と予防医学。

先日「未病」という言葉を久しぶりに聞いて「未病医学」という言葉を思い出しました。

 

私達は「一度病気になった人が病気にならないための医学」を予防医学、健康な人が病気にならないための医学を「未病医学」として区別していますが、他ではあまり聞いたことがありません。

 

漢方薬のツ○ラのCMで「未病」って流行りましたが、操体で考える「未病」とはちょっと違うようです。

 

本来、操体は未病医学なのです。

 

というのは、息食動想という、自分でコントロール可能な営み(それぞれにそれなりのルールあり)を、まあ6割くらい守っていれば、なんとか元気にイケるんじゃない?というのが基本にあります。

 

で「ルールがあるから、それを教えるけど、やるやらないはアナタの勝手」というのも、基本です。

 

これを言うと「冷たい」という方もいますが、操体には基本的に「禁止事項」がありません。禁止事項はない代わりに「自己責任」でやんなさい、ということ。

 

★大抵は未病を通り越して壊してからいらっしゃるので、我々の出番ということになります。

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例えば、モノを拾うとき、右手で拾うのに、右足に体重をかけて拾っていたら、腰や背中に負担がかかります。これはぎっくり腰や膝の痛みの大きな原因でもあります。

 

からだの自然な使い方を考えると、この場合、左足に体重をかけて拾えばいいのです。ボディの歪みと重心を調整し、この動きに気をつけるようにと伝えただけで、長年の腰痛と膝の痛みが解消した例もあります。

 

 

 

2016年9月開講。操体臨床家への登竜門。

操体臨床家への登竜門、現在活躍中の操体の専門家の多くは、操体法東京研究会の定例講習修了者です。

操体の創始者、橋本敬三先生が顧問をしておられ、今年で創立40周年になります。

簡単に手軽に半年で開業でお客様一杯でウハウハ!とか(書いてておかしくなってきた)は、絶対言いませんが、「からだ」に「快」という最高の「妙薬」を味わっていただくことによって、症状疾患を解消するという「からだとこころにやさしい」手法は、まさに「温故知新」なのです。

 

中には勿論脱落する人もいます。が、やり続けることができる人は、器用な人よりも、
不器用な人のほうが多いような気がします。
不器用というのは、悪い意味ではなく「粘り強い」ことを示しています。

 

私(畠山)は、体育が大嫌いで(特に球技とかチームでやるのがダメ)、人様にモノを教えるなんて絶対できないだろうと思っていましたが(爆)、今では何故か運動指導(操体)のプロですし、「ハタケヤマセンセイ」と、人様に操体の指導をしているという次第です。

 

www.sotai-miura.com

 

「なんで勉強しなきゃいけないの?」と子供に聞かれたら、こう答えよ、という記事を見つけました。

gendai.ismedia.jp

 

この著者は

「みなさんは、勉強そのものが嫌いなのではありません。勉強という、「やる意味がわからないもの」をやらされることが、嫌いなのです」と書いています。

 

そして、学校で学んでいることというのは「魔法」つまり「未来」を学んでることだ、と説いています。

なるほど、操体の勉強も魔法の勉強みたいなものです。

 

 

 

人は、誰もが「多重人格」 誰も語らなかった「才能開花の技法」

先日、「ミー・インク」など数冊はご紹介したが、この「人は、誰もが『多重人格』」を読んで、ジーン・シモンズもまさに「多重人格」を上手く使っている優秀な経営者(でありロック・スター)であると思った。

人は、誰もが「多重人格」 誰も語らなかった「才能開花の技法」 (光文社新書)
 

 この本は、著者の三部作の一冊である。

「多重人格」について、著者とインタビュアーが対談するという方式で書かれており、読みやすく理解しやすく書かれている。

そして、その方法を実行するかしないか、で、また変わってくるのだろうと思う。

 

例えば心屋仁之助さんの本だが、私の知りあいの中には「読んでも効果がなかった」という人がいる。また「お金に関係する本」と、聞いただけで拒絶する人もいる。

読んでも効果がなかったとか、書いてあることはわかるけど私には無理、という人もいる。

 

ところが「なんか知らんけど」で、学習(繰り返し読むとか復習するとか)していて、「まあ、そういうことにしておこう」と思っていたら、大金が転がり込んできたというケースも知っている。

 

つまり「やるかやらないか」(それもじっくりやるか)で、変わってくるのだろう。

 

さて、ここでいう「多重人格」とは精神の病ではない。誰もが色々な人格を持っているが、例えば話術の要諦は、人格の切り替えだという。

そして、ミュージシャンやアスリートは多重人格であるとか、一流の経営者は昔から「多重人格」であるとも書かれている。

そして、「才能」の本質は「人格」であるとも書かれている。

心理学用語で「ペルソナ」(仮面)という言葉があるが、この「ペルソナ」が硬いと、つまり、柔軟に複数の人格を使い分けることができず、一つの人格のみをメインにしてしまうと、才能を抑圧してしまうのだという。

 

そして、この辺りは操体法東京研究会の定例講習に出ている方ならば「なるほど」と思うところだと思うが、著者は「言葉の持つちから」についてもページを割いている。

 

講習の際「ぐ~っと」「ぎゅ~っと」とか、「難しい」「できない」という言葉を使うことをコントロールすることを学ぶのである。

言葉を制御できるものが賢人であり、言葉を制御できないものを愚者という、と橋本敬三先生も書かれている。

★かといって、我々もたまには使ってしまうことがあるが、そういう場合どうすればいいかということも学ぶことができる。

 

また、表層意識でアクセルを踏みながら、深層意識ではブレーキを踏んでいる人がいかに多いことか。

 

最近では、自信過剰で、打たれることなく社会に出て、上司に怒られただけで会社を辞めるとか、挫折経験がなく、いきなり大人になってから挫折を味わって、メンタルに問題が起こる、というケースもある。

 

そして、心の世界はそれほど単純ではない、人間の潜在意識や深層意識の世界は「天邪鬼(あまのじゃく)」だから、とも書いてある。

人間の心の世界は、比喩的に言えば、電気のような性質を持っており、プラスの電気、あるいはマイナスの電気だけが発生するわけではない。心の世界も、「プラスの思念」だけが発生するのではなく、同時に「マイナスの思念」も発生する。

特に、表層意識のところに、無理矢理「プラスの思念」を引き出すと。深層意識に「マイナスの思念」が生まれてしまうのだそうだ。

 

そして、インタビュアーが「簡単な方法はありませんか」と著者にたずねると、著者は

「どこかに簡単な方法がないか・・・」と考える安易な思考そのものが、実は、大きな落とし穴になってしまうので、その点に釘を刺している」と答えている。その上で、大事なことは

 

「言葉」というものの怖さを理解して、使い方を工夫することです。

 

とある。それも「無意識に使っている言葉」であり、世界を分節化(いいとわるい)にしてしまうその力であるということだ。

 

操体の臨床を行うにあたって、非常に役に立つと思うので、是非どうぞ。

 

以下が三部作残りの二冊である。この二冊も読んでみたが、個人の才能の育て方について、興味深いことが書いてあった。

知性を磨く― 「スーパージェネラリスト」の時代 (光文社新書)

知性を磨く― 「スーパージェネラリスト」の時代 (光文社新書)

 

 

 

人間を磨く 人間関係が好転する「こころの技法」 (光文社新書)

人間を磨く 人間関係が好転する「こころの技法」 (光文社新書)

 

 

 

感応力。

私は占筮もしますのでひとつその時のお話を。

 

電話でお話していると、その方は精神科で薬を処方していただいているとのことでした。詳細は避けますが、娘さんと二人暮らしで、娘さんはお仕事が忙しく、ご本人は娘さんをサポートしつつ応援しているという感じ。

 

話を聞いているうちに、私自身の首筋のある一箇所に「キーン」というか「ブーン」というか、そんな感じがあり、私自身の首の温度がみるみる下がって行く感覚がありました。確かに首の後ろが冷たくなっています。

 

あ、これはその方に感応しているんだなと気がつきました。

本来はこういうのは「防御」するのですが、この方とは多分「感応」して鑑定せよという宇宙からの「ミチビキ」?だったのかもしれません。

 

「首、冷えてませんか?」

 

「はい、いつも冷えていて、自分でも冷たいなぁ、ってよく触っています」

 

「右側の真ん中あたりに痛いところはありませんか?」

 

「あります」

 

半分操体の臨床みたいですが、そんな時もあります。
心の悩みは、からだにあらわれることが多いからです。

 

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変身。

昨日の「操体法東京研究会定例講習」ですが、私達は「変身」(メタモルフォーゼ)の瞬間に立ち合いました。

 

腰が反っている、いわゆる後弯曲の被験者が、自分の動きではなく、からだ自身の動きによって、

 

周囲から見ていると「何か誰かに操られているように」見えました。私は被験者の背中側にいたのですが、ある瞬間、微かな音がしたような気がしましたが、その瞬間、被験者の背中の表情が驚く程変わっていました。

 

その後、被験者は自然に「骨盤の前弯曲」をすることができるようになりました。

 

からだって、本当に不思議です。。

 

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