操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

本日の操体講習@視診触診と定例

今日は第三日曜日。午前中は私担当の「視診触診講座」です。

最初に「仙骨についてもう少し知りたい」ということで、仙骨仙腸関節について話しました。

 

仙腸関節の調整というとAKA(関節運動学的アプローチ)とかありますが、私が操体を勉強し始めた頃は、整体をやっている人や、スポーツトレーナーもやっている人が結構いました。今は、認定された(日本関節運動学的アプローチ医学会)が、認定したドクターや専門医でなければできないことになっています。

 

このAKAを勉強したスポーツトレーナーが「操体的な仙腸関節の調整」を見て、その早さと劇的な変化に驚いて習いにきたことがありました。20年前位の話です。

 

そして、流石に20年も経てば同じ操法でも進化するのは当然ですが、今使っているもの、これは、かなり「第一分析」に近い第二分析に、第三分析をプラスしたものです。


改めてですが、操体仙腸関節の調整は可能です(何種類かあります)。

 

というわけで、触診(仙腸関節ではなく、仙腸関節に反応するところ)をチェックするころから行きます。これは、実際にものすごく使えるので、コツをしっかり体得し、実践でバンバン使っていただきたいものです。

 

後半は、久しぶりに頭蓋仙骨を多少。なかなかぴたりと当たらないものですが、これはまた来月。

 

そして午後は、三浦先生の操体の定例講習。

簡単そうで実は奥がふかく、多くの方が「身体運動の法則」を外している「下肢の伸展」です。下肢を伸展した場合、操者の肘が外に向いてしまうとか、下肢を必要以上に持ち上げてしまうとか、そのあたりを注意しないと、よい結果は得られません。

コトバの誘導と肘の使い方、操者の重心の移動・移行が重要です。

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2017年GW 操体法「プレミアム・ベーシック講習」開催のお知らせ

2017年5月3日4日5日開催

 

一般社団法人日本操体指導者協会では、今年もGWに操体法の集中講座を開催いたします。

 

プレミアム・ベーシック講習とは。

 

畠山裕美が開催している「ベーシック講習操体の基礎とセルフケア)」のプログラムに、「二人で行う操体法」「足趾の操法のビギナー版」を加え、さらに「視診触診基礎」と「ヒーラーの手の作り方講座」を加えたものです。

 

操体創始者橋本敬三の直弟子、三浦寛は、操体臨床50年、講習指導歴40年になります。主宰している操体法東京研究会の定例講習からは、数多くの操体のプロが生まれています(東京操体フォーラム実行委員もこの講習の出身者です)。

 
こちらは講習期間も長く、操体の専門家、指導者育成のための研究会です。
しかし、様々な制約で長期間の講習への参加が不可能な場合や、実際の臨床に活かしたい、あるいは家族のケアをしたいというようなケースもあることを考え、今回の講座を企画致しました。

 

三浦寛は通常短期、単発の定例講習はやっておりません。操体の第一人者、創始者橋本敬三医師の直弟子である三浦から、直接の指導を受けられるチャンスはGWの集中講座のみです。どうぞこの機会をお見逃しなく。

 

また、本物に触れるという滅多にない機会でもあります。さらに、公には公開されていない、最新の「第五分析」にも触れるチャンスです。

あなたは何故、操体に興味があるのでしょうか?

自分でもできる。からだにやさしい、痛くない、きもちのよさを治療(臨床)の柱としている。それはどれも正解です。
しかし、困っていませんか?

 

  • 本を読んでも、動画をみてもわからない。実際にやってみても「きもちいい」「きもちよさ」を感じることができない
  • 実際に操法を試してみても、当たりはずれがある
  • 被験者に「きもちいいですか」と聞いても「わからない」「きもちよくない」と言われてしまう

 

これらの「操体を学ぶ人がぶつかる壁を解決し、さらに、長年の操体指導歴からみえてきた「操体の上達のコツ・キモ」などもお伝え致します。

 

なお、講師は三浦寛操体の講習歴40年)、畠山裕美(操体の講習歴18年)が、担当致します。また、3日間の講習後、もう少し深く勉強したいとか、補習が必要な場合はご相談に応じます。
テキストを順番にこなしただけで、実際に使えなくては話になりません。
実践的な操体法を習得します。

 


開催 2017年5月3日~5日(3日間)
時間 10時~17時(予定)
場所 三軒茶屋ターミナルビル
講師 三浦寛、畠山裕美
対象者:操体に興味があり、施術、あるいは家庭でのケア、セルフケア、パフォーマンス向上などに役立てたいという方
主宰 一般社団法人日本操体指導者協会、人体構造運動力学研究所、TEI-ZAN操体医科学研究所
受講料3日間通し(55000円)1日ずつの受講も可。その場合、1日2万円
(なるべく通しでの受講をお薦めします。理由:操体的なからだを3日間に渡って作っていきます)前納(銀行振込)
クレジットカード、Paylal対応。お申込の際にお知らせ下さい
特典 3日間受講の方には、一般社団法人日本操体指導者協会認定の修了書を発行致します。
また、一般社団法人日本操体指導者協会への入会も可能です。

★お申し込み締め切りは4月30日です

 

お申込、お問い合わせは sotai@teizan.com またはお問い合わせフォームまで。

 

 

操体法「プレミアム・ベーシック講習」プログラム概要

操体の歴史・概論
操体的なからだの作り方と実践法
視診触診基礎
ヒーラーの手の作り方
セルフケア
二人で行う操体法(施術・臨床、家族などのケア)
足趾の操法ビギナー版


予定
5月3日(水)
操体の歴史・概論
操体的なからだの作り方と実践法
視診触診基礎

5月4日(木)
ヒーラーの手の作り方
セルフケア
二人で行う操体法(施術・臨床、家族などのケア)その1

5月5日(金)
二人で行う操体法(施術・臨床、家族などのケア)その2
足趾の操法ビギナー版
質疑応答など

 

 

そもそも操体操体法とは?

医師、橋本敬三が、昭和初期に出逢った日本古来より伝わる伝統医学の流れを継ぐ「正體術矯正法」を元に体系づけたもの。ボディの歪みを正すことにより、二次的に症状疾患を解消する。その手法の特徴は、整体などが「悪いところ、痛いところを動かして治す」のに比べ、「よいところ、痛くないところを動かして治す」というところにあります。また「きもちよさをききわけ、味わうことにより、ボディの歪みを正す」というのも操体の一面です。セルフケア、日々のメンテナンスにも有効です。

講師、三浦寛は18歳の時から橋本敬三に師事し、操体臨床歴50年、操体指導者養成歴40年になります。橋本敬三医師の意思を継ぎ「快適感覚に特化した操体」を体系づけ、さらに「皮膚へのアプローチ(刺激にならない皮膚への接触による操体法。渦状波)」など、最前線の、時代にマッチした、よりからだにやさしい操体法を確立しています。

 

プロフィール
三浦寛(みうら ひろし)
http://www.sotai-miura.com/?page_id=34
1948年宮城県生まれ。少年時代を九州博多で過ごし1948年宮城県に生まれる。
少年時代を九州博多で過ごし、東福岡高校卒業後、仙台赤門鍼灸柔道整復専門学校に入学、
橋本敬三医師に出会い内弟子として師事。

5年の修業後、1972年橋本師の指示を受け、東京世田谷区にて独立開業。
以後操体のみの臨床に従事。1978年にホテルオークラ東京ヘルスクラブ顧問に就任、
同年操体法東京研究会を設立、操体臨床家育成のための講習を開設。

その後橋本師の「きもちよさで良くなる」「楽と快は違う」というメッセージにより、
操体を運動分析(楽な動きの比較対照)から感覚分析(快適感覚のききわけ)へと昇華させ、
「快」に対する診断分析法を確立した(第二分析)。

さらに、操体の盲点、動きがとれない患者などに対するアプローチとして皮膚への接触による分析法を体系づけた(第三分析)。

現在も臨床、指導者育成のために尽力中。現在も臨床、操体臨床家育成に尽力。
現在活躍中の操体指導者の多くは当協会の講習修了者である。

2001年東京操体フォーラム設立、2010年一般社団法人日本操体指導者協会監事就任、
2010年から毎年マドリッドでSotai Forum Madridを開催。

鍼灸師柔道整復師、指マ師免許、教員資格免許
趣味 油絵、釣り 柔道三段
操体について:操体をとおし、「救いの生命観」の意味することの奥深さが少しづつ理解できたことが私にとって無形の財産である。

◇役職 ◇

人体構造運動力学研究所 所長
東京操体フォーラム 理事長
操体法東京研究会 代表
塾 SOTAI塾長
一般社団法人日本操体指導者協会監事
ホテル オークラ東京 ヘルスクラブ顧問


畠山裕美 三浦寛の弟子。TEI-ZAN操体医科学研究所。
一般社団法人日本操体指導者協会代表理事
http://teizan.com/profile
東京生まれ。
和洋女子大学英文学科卒。
両親は共に宮城県出身の東北系。
屋号は、伊達政宗公の諡号「貞山公」から拝借。
幼少時より人体に並ならぬ興味を抱き、小学6年生の頃からヨガ、中学時代はゾーンセラピーなどを実践する。
同時に「目に見えない世界」にも興味を抱きタロットや占術を独学で学ぶ。
操体を知ったのは高校2年の時。
大学卒業後は外資系で会社員生活を送るが、父の急逝をきっかけに昔から興味のあった手技療法の世界に入る。

外気功(医療気功)を筆頭に様々な療法を学ぶ。
太極拳、武術にも興味を持つ。
整体学校に在学中「操体法治療室」(三浦寛、今昭宏共著)を読み、操体を学ぶ事を決意。
その後、三浦寛先生の受講生の受講生から操体を学び、1998年に貞山療術院開業。
操体臨床とともに操体の講習も開始。
その後三浦寛先生に正式に師事。
TEI-ZAN操体医科学研究所を拝命する。
現在は操体法東京研究会定例講習でのサブ講師他、足趾の操法集中講座、視診触診講座等を担当。
個人でも1999年より操体のプロ向け、一般向け講習を行っている

 

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三浦寛・畠山裕美

出がらしのお茶を濃く淹れるとは??

4月29日(土)は、2017年春季東京操体フォーラムを開催致します。

操体新旧臨床譚~よみがえる橋本敬三&最新症例集

実際に、橋本敬三先生が70歳から75歳までの間(つまり大ブレイクする前)、側で先生の臨床を見ていたのが、三浦寛先生です。

ブレイク後というのは80歳~85歳の頃なので、70代前半というのは、現役バリバリだったそうです。

 

***

 

その昔、橋本敬三先生のお世話をしていた、受付のミヨちゃん(美代子さん)から聞いた話だが、

 

橋本敬三先生の機嫌が悪いとき、お茶を淹れたら「このままでもっと濃くして淹れろ」と、無理難題を言われたことがあるらしい。

 

ミヨちゃんがどう対応したか?

は、この本をお読みあれ。Kindle版だが、以前東京操体フォーラムに、ミヨちゃんを呼んで、三浦寛先生と対談したものを収録したものだ。

 

人間橋本敬三を語る 操体の極意(1)

人間橋本敬三を語る 操体の極意(1)

 

 面白いのは、機嫌が悪いとミヨちゃんに当たるとか、「オトコの弟子」などにはやらないことをミヨちゃんには・・ということ。

 

まあ、一番近しい人が当たられるというのはよくあることだ。

 

なお、ミヨちゃんは、敬三先生がカレーライスに納豆と生卵を入れて食べるというのを実際に目撃し、やってみたという話だが、三浦先生に聞いてみると「それは知らない」と言っていた。

 

三浦先生が温古堂にいた頃は、橋本先生は自分用の玄米を炊いて(豆とかじゃことか色々入っていたらしい)いたという話だが、ミヨちゃんの時代は、カレーライスに納豆と卵を入れ、週に一度は和菓子屋から和菓子を届けさせ、冷蔵庫に凍った果物(ブドウ)を入れ、濃いお茶と塩せんべいという感じだったそうである。

 

そもそも、この対談は、「橋本敬三先生をカミサマ扱いしているヒトがいる」ので、「人間としての先生」を紹介するために企画された。

 

 

 

 

 

怒涛の藝術部の日。

その日は、午前中で仕事が終わり、また水曜日であった。

メジャーな映画館は、大抵水曜「レディスデー」というのをやっている。

そして、某R銀行の口座を使っている私には「3月末までの期間限定ポイント」というものがあり、そのポイントは二子玉にある映画館で使えるのであった。

 

さらに、その映画館のポイントをためているので、あと1本みると、ポイントでもう1本みることができるのである。

 

「よく映画観てますね」と言われたが、そもそも土日は仕事だし、テレビは見ないし、食べ歩きとかしないし、旅行にも行かないし(というか仕事の出張だし)、夜も仕事か勉強してるかだし。

 

高校時代は月に30本くらい観てたことを考えると、今は本当に映画観てないし、三茶の名画座がクローズしちゃったし。

 

というわけで、観てきました。

 

wwws.warnerbros.co.jp

 

これは、日本語のタイトルがイマイチ。”Collateral Beauty” というのは原題だが、Collateral というのは、辞書を引くと「担保」と出てくる。??
実はこの言葉、「美徳”や”すばらしいもの”が、あることを起点に周囲に二次的に広がっていくことをあらわすらしい。

劇中では「幸せのオマケ」と訳されていた。

 

主人公は「死」「時間」「愛」に手紙を書く。この3つがキーワードだ。

しかし、一番重要視されているのは「死」ではないか?

 

タイトルを見た限りでは「娘を失って心を病んだ男が、心を取り戻す感動の物語」みたいに見えるが、どうもそうではない。主人公の同僚は余命すくないとか、娘に嫌悪されているとか、子どもが欲しくて精子バンクをチェックしているとか。

で、この同僚達も「愛」「時間」「死」を表しているのかしれない。

 

そう思っていたら

実は怖くね?ガッカリ邦題シリーズ『素晴らしきかな、人生』が、「意味がわかるとミステリー」である3つの理由 | ORIVERcinema

 

という記事を発見した。

 

そうだ。この作品は本当はミステリーかもしれない。

三人の舞台役者は一体ナニモノだったのだろう?

 

タイトルにごまかされない?でください。なかなかいい作品です。

 

 

そして、何故か今まで全く縁がなかったこのバンドのドキュメンタリー。

wearexfilm.jp

 

私は小学生の頃からKISSとメタルが好きだったもので、日本のバンドって殆ど聞いていないのだった。

そして、その昔、新宿のツバキハウスで、まだ売れる前の「X」の頃の彼らを何度か見かけたりはしていたけれど、すでにJAPANとかニューロマンティックで「洋モノビジュアル系」は食い尽くしていたし、速いのもすでに洋楽で経験済みだったのだ。

というか、彼らは「絶対KISS好きだろ!」みたいな感じだったんである。同年代だし。

 

そして分かったのだが、彼らの全盛期、私は父の死をきっかけに手技療法の世界に入り、操体の勉強に打ち込んでおり、音楽を聞くとしても洋モノヘヴィメタルだったので、なんだか全く聞くチャンスとかなかったのだ。

 

しかし、先日のKISSエキスポでは、YOSHIKIがポール・スタンレイと対談しているし、この映画の予告にはジーン・シモンズが出てるし、ロックのドキュメンタリーって好きだし、ということで観に行った。

 

私はなんだか「如何にもロック好きそうな格好」をしていたので、多分ファンだと思われたかもしれない(笑)。映画館の場内には「往年のファン」っぽい人達がたくさんいた。

 

昨年、一番新しい、ジャニス・ジョプリンのドキュメンタリーを見た。ご存知のとおり、ジャニスはツアー先で泊まっていたモーテルで、ヘロインを打って亡くなった。
彼女のコンプレックス、故郷で受け入れてもらえない寂しさ、苦悩などが描かれていた。

 

先の「素晴らしきかな人生」ではないが、このドキュメンタリーも「死」の影がちらほら見える。

 

彼らはどこに行くのだろう。

 

ジーン・シモンズイスラエルからの移民だ。

アメリカに来たときは英語が話せなかった(彼は、ニュースキャスターの英語を真似たらしい。なので彼の英語はきれいで聞きやすいのである)。

もしも、英語圏のバンドだったら。そうかもしれない。

 

 

 

 

 

 

スパイシー・ハイボールと操体。

伊勢丹メンズ館8階、サロン・ド・シマジのバーマスターは、操体(特に足趾の操法)を愛して下さっている。

 

サロン・ド・シマジの名物は、タリスカーをプレミアムソーダで割って、燻煙したひきたての黒胡椒を振った「スパイシー・ハイボール」である。

 

これが流行っているらしく、ある方が、関西の割と有名なところで「スパイシー・ハイボール」を、飲んだところ、美味しくなかった、という投稿を読んだ。

 

思うに、この「おいしくないスパイシー・ハイボール」を作ったバーテンダーは、サロン・ド・シマジで出す「スパイシー・ハイボール」を飲んだことがないのだと思う。

「流行」なので、レシピを真似したのではないか。

★某クレジットカードの会誌に載っていたということだ

 

これは残念なことだ。

 

思うのは、例えば、師匠の操体を受けたこともなく、習ったこともない人から「操体」(操体もどき)を受けた人が

操体って全然効かないよね」と言うのに似ている。

 

やはり、味わうならば、ホンモノとか、一番のものを味わって欲しい。

 

 

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足関節の背屈について少し説明しましょう(その5)

そういえば「万病を治せる妙療法」に、「五十肩は足首の操作で治る」というようなことが書いてあります。

 

私が持っている、英語版の「万病」(Amazonアメリカから中古で買った)を見ると、前の持ち主は、「肩の痛みが何故足首の操作でとれるのか」分からなかったようで、そのページには「?」が書かれています。
足首の操作で、五十肩が治る、というのは「痛いところを触らないと治らない」と思っている方々には、未知のことなのです。

 

これは、どういうことかというと、全身形態の連動ということです。
橋本敬三先生は、足首の操作で、肩を含めた全身の連動を操っていらしたということですね。単に、足首だけ曲げて、足背に抵抗をかけて、瞬間急速脱力したところで、肩まで連動させるには、やはりやり方があるのです。

 

 

話が前後しますが、足関節の背屈、の前には「膝窩の触診」を必ずやります。

 

この操法の特徴ですが、動診をせずに、膝窩の圧痛硬結を確認するわけです。

 

以前、どこかで「どちらのつま先が挙げやすいか」というのをやっていました。まあ、悪いとは言いません。

良くないのは「どちらのつま先を挙げるのがキモチイイか」という問いかけです。

★私のブログの読者ならば、何故これが良くないのかわかりますよね??

 

「よくわかんない」「そもそもきもちよくない」という答えが殆どだからです。
千人に一人くらいは「どちらもきもちいい」という人もいるかもしれませんが、これも、決めがたいですよね。


「きもちよさは比較対照してはいかん」のです。鉄則です。

 

「どちらがキモチイイですか」と問いかけている「操体法実践者」は「操体法における、楽(な動き)と快(適感覚)の違いが分かっていない」のです。

また、橋本敬三先生は、卒寿のお祝いの席や、その5年前、弟子に「楽と快は違う」と、明確におっしゃっているのですから。

★その辺りをちゃんと理解してから、操体をやっていただきたいのです

 

話が飛びましたが、この操法は、膝窩(しつか)ひかがみを触診するのです。

 

ひかがみに圧痛硬結がない人もいる」という方もいらっしゃいますが、それは

触診がヘタなのです。

 

大抵は症状疾患を感じて操体を受けにくるのですから、あるのです。

 

ひかがみの触診だけでも三日くらい講義ができそうなので、この辺りでやめておきますが(笑)。

 

★膝窩ひかがみの触診を制すものは操体を制するのです。

 

私がいつも言っているとおり、ひかがみの触診の仕方で、その方の操体のスキルがわかるといっても過言ではありません。

 

「プロなら10秒以内に圧痛硬結に触れよ」と、師匠からは言われます。

ダラダラ触診しているヒマはないのです。

 

★GWにやろうかな。ひかがみを制したい人はお知らせ下さい

sotai@teizan.com

 

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写真は「操体法写真解説集」の英語版です。

20年位前は日本では入手できず、米国のAmazonから船便で取り寄せた記憶があります。今はどうなんでしょうね。