操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

操体法東京研究会企画  足趾の操法春季集中講座

操体法東京研究会では、毎年春に定例講習を開講しています。これらは操体法をトータルに学ぶため、200時間、1年近くの時間をかけた講習であり、私自身もサブ講師として参加させていただいております。



操体法のなかに、『足趾の操法』というものがあります。一度でも当方にお越しの方でしたら、『ああ、あれか』とお分かりになるかと思います。



今回、操体法東京研究会では、足趾の操法に特化した春季の集中講座を企画致しました。



操体法全般を体得会得し、操体専門の指導者になるためには、或る程度時間がかかります。操体は短期間でテクニックを覚えて『○○にはどの操法』というような理念がないからです。



しかし、その中で『足趾の操法』だけは、独立して集中的に修得可能だという結論に達し、今回企画致しました。



以下は要項です。



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足趾の操法春季集中講座 −基礎から臨床まで−



2月14日(土)〜4月10日(土)13時〜18時(10回)基礎   20万

5月4日(月)〜6日(水) 10時〜17時(3回)応用        

計30万(基礎のみ受講の場合は20万円となります)

(応用講座は基礎講座受講生、あるいは操体法東京研究会受講生で、足趾の操法の基礎拾得者が受講可能)



対象者:操体法の一部である『足趾の操法』を学びたい者。介護関係、リフレクソロジスト、アロマ関係、整体関係、エステティシャンなど。





会場: 操体法東京研究会講習会場 

東京都世田谷区三軒茶屋1-30-9 三軒茶屋ターミナルビル34号



足趾の操法とは、橋本敬三先生が70歳から数年間、臨床の場で用いていたものです。温古堂診療所には様々な治療家が勉強に訪れていましたが、その中に足心道の先生がおられました。橋本敬三先生は足心道を基本に、「揉む」「落とす」「揺らす」の3つをされていました。書籍の中で『趾もみ』と書かれていることもあります。

『足趾の操法』は非常にきもちのよいものであり、これだけでも『快適感覚をききわけ、味わう』という臨床を通すことが可能です。我々は、この『足趾の操法』も、操体の臨床のうちの一つと考えていますが、今回、この足趾の操法に特化した講習を企画することにしました。この『足趾の操法』は、操体法東京研究会定例講習の中のプログラムの一部ですが、比較的短期間で基礎を修得できるという認識に達したからです。

更に、身体運動の法則(からだの使い方、動かし方)を学ぶことによって、操者自身が

機能的で疲労をためたり、からだを壊したりしないような基礎を修得します。



★足趾の操法の特徴

・ 快適感覚を患者に味わっていただくことができる。足趾はきもちよさの宝庫である

・ リラクゼーション効果にも優れている(副交感神経優位に導く)

・ 足趾はからだの『根っこ』であり、よく診るべきところでもある

・ 動きの操法をとりにくい被験者や、要介護者、リハビリ目的、小児、あるいは何らかの理由で言葉が通じない場合でも『きもちよさ』に導くことが可能である



これを、橋本敬三の愛弟子である三浦寛がバリエーションを増やし『納め』を加えることによって、グレードアップさせました。

また『足趾の操法』の一部として『趾廻し』があります。文字通り「足趾を回す」ものですが、揉む、落とす、揺らす、とはまた違った快適感覚をききわけることが可能です

また、片足ずつ行うので、病院のベッドの上や、狭いところでも行うことができます。

なお、当講座では、触診についても時間を割く予定です。



講義内容(予定)

操体理論

・身体運動の法則(施術者となるためのからだの使い方の作法の習得)

・基礎実技

・触診の訓練

・実技訓練

・応用

・実際の臨床への応用







主宰: 操体法東京研究会

講師:

三浦寛(人体構造運動力学研究所 所長 東京操体フォーラム理事長)

畠山裕美(TEI-ZAN操体医科学研究所  東京操体フォーラム常任理事)



お申込・お問い合わせ:

TEI-ZAN操体医科学研究所 http://www.teizan.com/

e-mail: sotai@teizan.com

〒134-0088 東京都江戸川区西葛西2-22-38-217

Phone: 03-3675-8108 FAX: 03-3675-8062