操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

前世療法

前世療法、というとなにやら怪しいのでは?と思う方もいると思う。世の中には「その手の事」つまりスピリチュアルなことに対しては
1.最初から存在すると思っているので、その事象が起こっても別段驚かない
2.その存在を認めているが、まだ遭遇したことはなく、あこがれがある
3.その存在を信用していなかったが、その事象に遭遇してその後熱心なフォロワーとなる
4.その存在を信用しておらず、その事象に遭遇してもその存在を疑い絶対認めない
5.その存在を信用しておらず、その事象に遭遇したこともない。

大体このような反応に分けられるのではないだろうか。
ちなみに私は「1」である。つまり、あまり驚かないし特別なことだとも思っていない。『まあ、あるだろうな』と思っている。逆に盲信もしない。ちなみに、自分に関してもこの『前世療法』のセオリーで分析してみると、『なるほど』と、思えるところが沢山ある。そうやって考えると今自分が置かれている場面や、今生で学ぶべきことは何か、というのが何となく読めてくる。これは「前世からの因縁」のような縛りではなく、過去も未来も自分で変えられる、という勉強なのではないだろうか。
この「サイキック・ドクター神澤美香の不思議クリニック」はコミック故にさらりと読める。ドクター神澤は霊も見えるのでその辺りはまあ置いておくとしても、私達のストレスの大半は、人間関係に関する環境ではないだろうか。人間関係を深く考えるには、前世療法はカギになるのである。

前世療法―米国精神科医が体験した輪廻転生の神秘 (PHP文庫)

前世療法―米国精神科医が体験した輪廻転生の神秘 (PHP文庫)

前世療法―米国精神科医が挑んだ、時を越えたいやし〈2〉 (PHP文庫)

前世療法―米国精神科医が挑んだ、時を越えたいやし〈2〉 (PHP文庫)

ワイス博士は精神科医である。勿論心霊現象などは『自分の研究とは全く関係ない』と思っていた。しかし、ある患者との出会いをきっかけに、前世療法に踏み込んでゆく。そもそもキリスト教では輪廻思想は異端に近いものであった。一方ヒンドゥー教、仏教では輪廻思想は長きにわたって伝わってきており、日本人にとってはそれほど違和感がある概念ではないと思う。

「子供は親を選んで生まれてくる」という話を聞いたことがあった。反抗期や青年期であれば『そんなことあるわけない』と思うに違いないし、私もそう思っていた。しかし『修行のため、あるいは業(カルマ)の浄化のために選んだのかも』と考えると「そうかも」と思えてくるから不思議である。『生んでくれなんて頼んだ覚えなんかない!』という親子喧嘩はよくある場面だが、子供は実は親を選んで生まれてきているのだが、そのことはすっかり忘れているに違いない。前世の事は覚えていないというのがポイントなのかもしれない。

しかし、偶然というかやはり何か「縁」というものはあるのだな、と思うことがある。私の場合、親類縁者が宮城県に集中しているということ、操体の発祥の地が仙台というのも偶然と言えば偶然であるし、それこそ操体に出会う前から仙台は私にとってファミリアな土地であった。それからこれも面白いのだが、私の周りには「ヒロ」あるいは「ヒ」がつく人が多い。自分もそうなのだが、何故か多い。その他にも「これは絶対何かある」ということがある。