操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

抗生物質的な勉強と漢方薬的な勉強。

大学時代しなければならない50のこと (PHP文庫)

大学時代しなければならない50のこと (PHP文庫)


今日は所用で東大駒場キャンパスの生産技術研究所に来ている。
やけに人が少ないと思ったら、夏休みだった。

これは大学生向けに書かれているが、操体はじめ何かを学んでいる人に薦めたい。

著者は早稲田で映画を専攻、四年間で映画を4000本観たそうだ。1日三本以上観ないとこなせない。
映画を観る事が勉強で、この学び方は半端じゃない。また、学ぶには自腹を切らなきゃ身につかない事もある。

また、尊敬する先生に出会ったら、その先生の著書や寄稿は全てチェック、古書が手に入らないのは探し方が足りないか、好きの度合いが足りないとも言っている。確かにその通りかも。
抗生物質的な勉強とは、テストの時の一夜漬けみたいなもの。
いわゆる対症療法とか、患部をどうにかしようとする他力療法だ。
漢方薬的な勉強とは、時間をかけて確実に身につけていくもの。
まさに操体のなおしの過程と、学びの過程だ。