
- 作者: 小池龍之介
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2009/12/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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小池龍之介氏は世田谷の「月読寺」の住職である。以前から「偽善入門」とか面白い本を書いているので読んでいた。今はどうか知らないが、三茶にも出没していたそうである。1978年生まれというから、『KISSの二回目の来日の年に生まれたんだ?!」とか、東京操フォーラム実行委員の辻君と同い年である。
それはさておき、「貧乏入門」といってもこれはケチくさい節約の本ではない。麗しい貧乏生活のススメの本だ。物を持たず、しかし本当に必要なものはいいモノを買うということで、身の回りの品を全部100円ショップでとか、「○敵な奥さん」(って今あるのか?)に載っているような「節約生活」とかそういうのではない。つまり貧乏ったらしくない貧乏を奨励しているのである。
確かに坊さんはヘアケアをしなくてもいいし(剃るだけだし)、お化粧もしなくていい。女性だったら会社に二日間同じ服を着ていくわけにはいかないし、何よりも装ったり、お化粧したりすることで、きれいな自分に自信を持つことができるし、美容院に行かないと、見る人が見ればケアしていないのがバレる。なので男性よりは経費がかかるかもしれないので、まるごと真似をしろとは言わないが、モノを捨てるということは、トライしてもいいと思う。私自身、「人生の棚卸し」みたいな感じで身の回りを処分せざるを得なかった事があるが、捨てるとすっきりするのは事実なのだ。
以前、ある人が「百均で男物のぱんつを売ってる」と感動の報告をされた事があった。その時私は『もし、付き合い始めた女性が「私100均で買ったぱんつとブラ着用」と言ったらどうだ」と突っ込んだら、彼は
『それはいやだ』と言った。
私は、自分が100均のパンツを履くといってるくせに彼女がはくのやいやだ、というのは絶対変だし、女性に対して大変非常に失礼だと説教をこいてやった。
ちなみに、新幹線のグリーン車に乗るのはお勧めする。
贅沢ではないがある程度の年になったら自腹で乗ることも必要だ。JR東海は知らないが、仙台に行くときは「えきねっと」を使うと、25%オフで(つまり、普通指定席とあまり変わらない)乗ることができる。
飛行機のファーストクラスをいきなり進めるわけじゃないが(私もファーストは未経験)、Jシートとか、新幹線のグリーン車くらいだったらちょっと頑張ればできるはず。
飛行機にせよ、JALだったらJシートとか、1000円増しで広い席に座れるとか、「移動の際の気分の良さ」というのは結構重要だ。
何だか「貧乏入門」から逸れてきたが(笑)一読お勧め。