操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

O脚と操体。

私がうんと小さい頃、「ホットパンツ」というのが流行った。要はショートパンツなのだが。
当時はカッコいいことを”Hot"と言った。それがある頃から”Cool” がカッコいいことを指す言葉になった。今時ショートパンツを「ホットパンツ」と言ったりしたらちょっと恥ずかしいのである。

いずれにせよ、ショートパンツをはいてブーツを履いている女子を良く見る。足が長くてキレイな子が多い。う〜む

夏になると女性のクライアントの皆様からよく聞く質問がある。
「サンダルとかミュールは履いていいんですか?」
整体やO脚矯正サロンに行くと、大抵「ヒールのある靴はダメ」と言われるらしい。ミュールなんてとんでもないとか。

今年はグラディエーターサンダル(ローマの剣士風サンダル)が流行っているようで、ローヒールで歩きやすそうだ。という私は11センチヒールのグラディエーターサンダルを買ってしまったのだが(笑)

私は「自分の足と靴をちゃんとメンテすれば、ヒールのある靴を履いても大丈夫です」と言っている。良くないのは、ヒールの踵がすり減って、内反足気味に歩いているとか、逆に小指側で踏ん張って、いわゆる「ゴリラ歩き」になってしまうことだ。

この「ゴリラ歩き」はオフィス街で割とよく見かける。

操体では「手は小指、足は親趾を運動力点、運動作用点にする」としている。小指側に体重がかかると、ふくらはぎの外側の筋肉に負荷がかかり、大腿(もも)の前面に筋肉がつく。そうすると「O脚」になる。

そうすると、逆に「足の小趾側に体重をかけないと、バランスがとれなくなる」という状況になる。堂々巡りで、O脚が進行するのである。また、大腿前面についた筋肉はなかなか落ちにくい。筋肉のバランスをとる必要もある。

O脚で来院する方々に立位で体重のかかる位置を確認していただくと、ほぼ間違いなく、体重が小指側にかかっている。小指側でなおかつ踵側に体重がかかっているケースも多い。

それを調整し、体重を拇趾の付け根の下辺り(拇趾球のあたり)にもってくるようにするのである。

もう一つ、O脚で操体を受けに来られる方々には、これもまた共通点があるのだが、それはナイショにしておく(笑)
























評価:

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UPJ/ジェネオン エンタテインメント



¥ 1,198


(2009-07-08)


コメント:グラディエーターとは、ローマの剣士のことだ。彼らが履いていたようなサンダルが流行している。グラディエイターサンダルという。それはさておき、歴史スペクタクルものとして、ストーリーがいい。確かこれは最初外国のテレビで観た記憶があるが、画面を見ているだけでほぼストーリーは理解できるという次第。ラッセル・クロウ主演。