ローリング・ストーンズがやってくる。
渋谷駅で大きなポスターを見た。
キース・リチャーズの指にはシルバーのドクロの指輪が。
スカル(ドクロ)の指輪と言えば、「サロン・ド・シマジ」でも、アイファニーのスカルの指輪を扱っている。スカルの指輪が似合うには、男性も修業が必要なのである。
レディースもあるが、こちらにはダイヤが入っていてこれも美しい。
先日のスポルテック2013での話。
久しぶりに柳生心眼流の島津兼治先生にお会いした。
平直行さんのセミナーでも30分ほど講義をなさった。
その時に持参されたのが「骨模型」。こつもけい、と読む。
あれは、立体的だから勉強になる。3Dは、目では納得するが、指先では納得しない。
昔は一体40万とか50万した。私は学校で毎日人体と骨模型を触っていた。今も触診する際は、アタマの中に骨と筋肉、組織が浮かぶ。
生々しいものではなく、キレイなイメージでだ。
↑ 平直行氏とポーズを撮ってみたが、肝心の右手が写っていない(笑)
喫煙所にいるだろうと待っていたらなんと30秒で遭遇。
写真向かって左から、島津兼治先生(柳生心眼流)、杉本錬堂先生(天城流湯治司)、小口昭宣先生(筋整流法 伝承者)。
島津先生曰く、この骨模型は30年前で、40万しました。
最近は安いのが出ていますが、良くないです。
これは、ヨーロッパ人の男性の実際の骨格を忠実に再現しています。
骨の細かいくぼみがわかります。私たちは、ここに指をひっかけます。
最近の安い量産品は、ここまで細かく再現していないので、勉強になりません。
そうそう。本当に良質な骨模型は確かに触感が違うのだ。
ざらつきとか、微妙なくぼみとか。
「安いのは、ダメです」
島津先生は断言した。私は思わずうなづいた。
骨模型は何のためにあるのか。
名前を覚える程度に使うのなら、何でもいいかもしれないが、触れるという目的があるなら、プロとしてなら、やはり質のいいものを選ぶのが妥当なのだろう。