新大阪で他のメンバーと落ち合い、会場に向かった。
桜宮にある「リバーサイドホテル」である。
委員長の北田先生より開会の挨拶があり、その後90分講義、
休憩をはさんで実技指導というプログラムである。
身体運動の法則は、基本運動ではない(これ、ポイント)
身体運動の法則とは(3法則一相関性)
・重心安定の法則
・重心移動の法則
・連動の法則
・呼吸との相関性
を指す。これは橋本先生の時代のことで、現在はもっと増えている。
講義はこのあたりから始まった。
細かいところはさておき、私が個人的に感じたのは、
「自分は介護をやっている」
「自分は武術をやっている」
「自分は体操を教えている」
など、色々な方がいるのだが、
それぞれの土俵で操体を語るよりも、
操体の土俵で語っていただきたいなと思った。
★つまり、ご自身の専門分野に操体を取り入れるよりも
まずは操体の原理原則を全部食い、咀嚼してからのほうがいいと思うのだ。
最初に「基礎教養」を学んでから専門課程に行くのが普通なのだ。
腰が曲がっているお婆ちゃんがいる。
どう見ても曲がっている。
でも、元気でピンピンしている。
それを、曲がっているのは良くないから、強制的に治してあげるのが親切
というのと同じだ。
お婆ちゃんの腰は曲がっているけれど、からだはそれなりにバランスを
取っているのだ。
なお、モデルを務めた東京操体フォーラム実行委員、瀧澤さんには
多大なる拍手を送りたい。
皆様、ありがとうございます。