食べ物の好き嫌いってどうでしょう。
「焼いたトウモロコシは好きだけど茹でたのは嫌いだ」
「焼き魚は好きだけど煮魚は嫌いだ」
こういうのは単なるワガママです。食べ物の好き嫌いとはちょっと違いますからね。
こういうことをいうヤツには作ってあげる必要はありません。
あんまり関係ないですが、中谷彰宏さんが「お悩み相談」で、中学生の息子が食事にダメ出しをします、どうしたらいいでしょう、という相談に答えていました。
中谷さんの答えは「ご飯にダメ出しをしたら、一生童貞だと教えてあげよう」でした。
「嫌なら食べるな、と、片付けてしまえばいいのです」
「ご飯は作って貰って当たり前ではないことを教えるのです。そうするとどうなるか、を知らないまま社会に出ると、もっと悲惨なことが待っています。
親が甘やかすことによって「甘えたことを言っても通用する」と、思い込ませることがもっとも冷たい親になります。
ご飯にダメ出しするとどうなるか。
その子は女の子にもてなくなって、一生童貞であることを教えてあげることです」
★これ、わかります。
本題。
私と親しい人は知っていると思いますが、
子供の頃からキュウリがダメです。
前世河童に殺されたのかもしれません。
昔の給食には「塩もみ」といって、キャベツとキュウリを塩でもみ、大抵ペアになっているのが鯨の竜田揚げというヤツですが、「塩もみ」は私の憂鬱の種でした。
親しい人は、分かっているので、キュウリが入っていると食べてくれます(笑)
そんなに嫌いなモノはないのですが「キュウリがダメ」というと、
「好き嫌いが多い」とか言われ、イラつくこともあります(笑)
昔から「好き嫌いの一つなのだろうか」と思っていましたが、
ピクルスとか火をとおしたものは平気です。
とにかく「青臭いにおい」で気持ちが悪くなるし、中学高校では、教室で誰かの
お弁当にキュウリが入っていても具合が悪くなりました。
とにかくあの「青臭いにおい」をかぐと気分が悪くなる。
吐き気とかもしちゃう。
高校の時、友人の家に遊びに行ったら、キュウリのサンドイッチが出て、目眩がしたこともあります(ごめんなさい)。ふつ〜の人はふつ〜に食べますからね。
調べてみると、これは「好き嫌いのワガママ」ではなく、れっきとしたアレルギーであることがわかりました。
世の中には私同様ウリ科アレルギーの人がいるのです。万歳同志よ!
キュウリが一番ひどいのですが、西瓜も苦手です。
最近のメロンは極甘で、スイートな香りで青臭さがないのでイケますが、自分から買ったりはしません。マスクメロンなどは(あれは「ムスク」からきたそうですね)青臭くないので平気です(というと、ますますワガママだと思われそうですが、仕方ありません)。
トルコでもよくキュウリが出ますが、日本の程青臭くない(でも食べられない)。
スペインでもスーパーで売ってるガスパチョにはキュウリが入っているので飲めない(笑)。
アレルギー系統で思い出すのは、私の父です。
父は透析をしていました。透析をしていると、カリウムの摂取制限があります。
なので、私と違って?果物が大好きだった父は果物を食べることができませんでした。
そんな時、ある家に父と母と私とでお邪魔した際、そこの奥様は(知らなかったとは思うのですが)父に果物をすすめました。父は「僕はちょっとダメなんですよ」と言いました。私も「透析してるから、果物はダメなんですよ」と言いました。
ところがその奥方は「美味しいから食べなさい」というのです。父は「すいません、ダメなんですよ」と言えば「美味しいんだけどねぇ」と言います。
この辺りはまるで吉本喜劇なみだったと思います・・
私はついに、あまりにもその奥方のしつこい勧めように「お気持ちは有難いですが、透析をしているので果物は食べられないんです。食べたくても食べられないので、勘弁してやってください」と大きな声で言いました。
世の中には、食べたくても食べられないものがあるヒトもいるんだよ、というお話でした。
周囲に透析している人がいたら、覚えておいてくださいね。