正体術というのは、操体の源流と言われているものです。
これは「可動域のあるほうに動かして、動きを止めて、呼吸も止めて、数秒後にドスン!と脱力する」という結構ワイルドなものです。
さて、よく似ているものにPNFが挙げられます。
ところが、日本には昔からつたわる民間療法や武術の中に、「動かしやすいほうに動かして、チカラを抜かせる」というものはあったのです。
例えば「骨法」もそうですよね。
操体がそこからどう変わったかというと、動かしやすいほう、という運動分析から、「動かしてみて、どんな感じなのか」という、感覚分析に変わったことです。