私の師匠の三浦寛先生に聞いた話です。
ある方(操体を以前習ったこともあるらしい@操体法東京研究会の流れではない)が、初診で訪れたそうです。
何が辛いかといえば「椅子から立ったり座ったりする時がとにかく辛い」
操体法の治療が済んでから、三浦先生はその患者さんに
「ある指示」をしたそうです。
その状態で、一番つらい「椅子から立つ、座る」の動作を行ってもらったところ、
「あれっ?!痛くない」
ということになったそうです。
勿論、三浦先生の操体の治療の効果もあるのですが、私が思うに「ある指示」も、かなりツボだったのでは。
「ある指示」というのは、現在操体法東京研究会で学んでいるとか、東京操体フォーラムの実行委員なら「あ、なるほど」と分かったのではと思います。
「あれっ?痛くない」と言ったご本人も
「まさかこんなことで、こんなに変わるとは」と、驚いていたそうです。
(勿論下地には、操体の治療が奏功したということがあるんですが)
一般的には「なにか体操みたいなもの」を想像するかもしれません。
勿論、そういうのもありますが、からだの使い方、というのはもっとシンプルなアドバイスです。
「体操みたいなもの」は、一度や二度ではなかなか身につかないので、継続していらっしゃった方に、間違っていないかどうか、チェックをしています。
何故身につきにくいかというと、ただ動けばよいというものではなく、動き(表現)に、意識をつけたり、目線をつけたり、呼吸を使ったりするから。
★これ「知ってる、息を吐きながら脱力でしょ」と思った方。それは昭和のやり方です。冒頭に出てきた師匠の患者さんもそのように思っていたそうですが。。。
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