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操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

ボディの歪み 健康が傾斜する順序

色々な出来事が重なり、一昨日から急に体調を崩してしまった。久しぶりに点滴のお世話になった。

操体では「自業自得」のようないい方はしないが、「自己責任」という。息食動想に環境が加わり、そのバランスが崩れると、ボディに歪みを生ずる。

これを「健康傾斜」と言う。ボディに歪みが生じると「きもちわるい」「不定愁訴」となり「感覚異常」と言う。それが更に進むと「器質異常」(精密検査が必要な状態)、更に進むと「器質破壊」、病名診断となる。

私の場合、この夏は酷暑に参っていた。半年程前から、夏になると体温調節がきかなくなり、寝汗をかく。足がつる。脱水症状のようなものだ。頭と首の後ろ、背中に汗をかく、動悸がする。だんだん汗がひどくなって、両手が痺れてきた。こんなにしびれたのは、生まれて初めて、病院の受付で診察券を忘れたので、名前を書こうとしたら、ペンが持てなくて驚いた。

また、壇中(胸のど真ん中)のあたりにアザができていた。どうしたんだろうと思い出したところ、9月の初旬、駅のホームで鞄を振り回した若いビジネスマンがおり、その鞄の角が直撃したのだ。「すいません」と彼はあやまったがこういう小さなダメージもあったのではないか。考えたら壇中直撃、で、動悸が起こったのではないか(と、考える)。

さて、病院に行って女医先生に説明すると、とりあえず点滴しましょう、ということになった。「腕が急にしびれてきた」という私の訴えに対して先生は「肩が凝ってるかもしれないわね」と、肩に触れると「あら、相当凝ってるみたい」「首も相当凝りがありますね」と言った。私は自分の肩や首が凝っているなんて、全く思っていなかったので(操体のプロですからねえ)ちょっと驚いた。

外気と冷房の極端な差が、首や肩、背中の硬直を招いたということも考えられる。

点滴が終わり、おとなしく寝ていたが、仰臥位で寝ると胸が苦しくなってくる。右左を下にした側臥位は、やはりちょっと動悸がする。右下側臥位が一番安定しているようだ。少し楽になってきたので、右の三角筋辺りを自分で軽くマッサージしてみた。驚くべき事に、深部に痛みを伴う硬結があった。ありゃりゃ、こんなところにアリですか?という感じである。そこを軽く擦っていると、右肩甲骨の外側に響くところがある。触れてみると、うわ!という圧痛に触れたのである。人のはすぐわかるのに、自分のはなかなか気づかないものだ。

あとは「自力自動」の操体で対応するしかない。

 

体の病気も心の病気も首で治る

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ちなみに、先日本書を読み、衝撃を受けた。松井先生は「頸筋症候群」別名「下向き病」の怖ろしさを述べている。全部を鵜吞みにするつもりはないが、「下向き病が、不定愁訴の殆どを占める」さらにそれが進み、「下向き病が原因で、うつになってしまった人が大部分を占めている」。「下向き」になると両肩があがり、前屈みになる。勿論ボディの歪みを引き起こす。