操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

映画って本当にいいですねぇ

 

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オンタイムで好きだったので感涙。日本のホテルの内装が笑えるけど、
「好き」という情熱が本当になるというのはジョーン・ジェット様から教わりました。 

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 これは、若き日の、The Police でブレイクする前のStingが出てます。映画館で観た。

実はトムクル好きな私ですが、これは最高。
LAメタル好きなら笑って泣くこと請け合い。 

コヨーテ・アグリー(日本語吹替版)

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クリスチーネ・F 《IVC 25th ベストバリューコレクション》 [DVD]

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おお、これ、DVDになってたのですか!!

 ボウイ好きのドイツの女の子が麻薬と売春という道にはまるというお話。
何だかもの悲しい話

 

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 これはとってもたのしい映画。主人公のちょっとおデブちゃんがとっても可愛い。 

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 アンディ・ウォーホルの女神だったイーディ・セジウィック

 

イーディ―’60年代のヒロイン

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関東と関西の操体の違いを考える。

来月はじめ、大阪で「全国操体バランス運動研究会」のプレ大会が開催される。

そこで師匠(三浦寛)が呼ばれて講演をするので、私も参加する。
フォーラムからは総勢8名が参加予定だ。


全国操体バランス運動研究会は毎年開催されるが、仙台で開催しても
何故か関西とか西の地方の方々が講演をすることが多い。

実技指導にせよ、大抵は関西勢である。

これは、やはり活動範囲が広いからだと思われる。神戸あたりから西には、
いわゆる「○○操体の会」とか「○○操体道普及友の会」というのが多数存在し、
ネットワークを築いているからだ。

私は愛好会や同好会が悪いとは言わないし、啓蒙のためにも必要であると
考えているが、どうも西は独自の『操体文化』があるように感じるのである。

それは、操体を「医師が行っていた臨床」としてとらえているのか、あるいは
「健康体操・養生法」としてとらえているかでもある。

 

それはさておき、

般若身経というものがある。

これは「般若心経」ではない。
操体の創始者、橋本敬三医師が「身体運動の法則を、世界で一番短いお経になぞらえたもの」(つまりジョークとかニックネームみたいなもの)である。

これに関しては『健康体操』としてとらえているところと、私達のように
「身体運動の基礎」としてとらえているところがある。
橋本先生は、このあたりが結構曖昧だったようだ。

これは「自分でできる」。
橋本先生は患者にわら半紙を渡していた。

操体で「自分でできる」と言ったらまず般若身経なのである。

それが「自分でできる」というところだけ拡大されて
操体は自分でできる』というように伝わっているところもある。

そして、割と軽んじられているのも般若身経である。
講習をやっても「体操みたいなもの」とか「こんなの簡単」と、省かれることもあるが、フォーラムなどで実技指導を行っても、実はできないというケースを多々目撃する。

本当はこういう「型」が一番大事なのだ。

正座と自然体立位、般若身経。この3つは操体指導には必須項目である。

 

般若身経、関西や西のほうでは、どうやら「健康体操」として広まっているのである。

最初に驚いたのは、20年程前、関西の団体のテキストを見た時だった。
般若身経という言い方は、宗教を連想させ、誤解を与えかねないので「基本動作」という言い方をしているとのことだった。

そして、更に「おおおっ?」と思ったのは、

前屈・後屈、左右捻転、左右側屈のメインの動きの中での「側屈」である。
そこでは「側屈」ではなく「わき伸ばし」として紹介されていた。

 

側屈は、文字通りからだの側面を屈曲するものである。
般若身経では「からだを倒した方と反対側の足に体重がかかり、倒した方の足のかかとは浮く。どちらの足も母趾球を支点とする」となる。

が、私が見たのは、体側を伸ばし、挙げている手の上にはおもりを乗せているような
イメージで、踏ん張るというものであり、重心の移動、つまり踵を浮かせるという、説明はなかった。


これは橋本敬三先生が書いているのとは違うではないかと、当時知り合った
関西の操体の会の人に聞いてみた。

と、側屈は、股関節が窮屈だという人がいるので、わき伸ばしになったとの
ことだった。

股関節が窮屈???

色々試してみたが、分かったことは、

「膝のちからをほっとゆるめる」という過程が抜けているということだった。

般若身経は橋本先生の本でくり返し紹介されているが、
「万病を治せる妙療法」にはその記載はない。

口絵の写真などを見ると、むしろ膝は伸びているように見える。

「膝の力をほっとゆるめる」というのは「からだの設計にミスはない」に
はじめて登場するのである。

 

からだの設計にミスはない―操体の原理

からだの設計にミスはない―操体の原理

 

 

12年程前、全国大会が長野県で開催された。
私も参加した。

勿論般若身経もやった。この時は神戸のWさんが実演した。

この時、彼は「重心移動なし&踵を浮かすことなし」の
「わき伸ばし」をやった。

橋本敬三先生は「わき伸ばし」とは言っていないし、
側屈の場合、側屈したほうの踵は浮くという指導をされている。

そもそも「重心移動の法則」にかなっていない。

なるほど、と思った。これは進化形などではなく、
重心移動でもなく、側屈でもなく、わき伸ばしなのである。

健康体操の一環としてこうなったのだろう。
なので「基本動作」と言っているのだ。

 

そして、昨年の全国大会では、関西の指導者が般若身経を行った。
側屈はよく覚えていないので、わき伸ばしではなかったかもしれない。

前屈時。指導者は膝裏を伸ばし、つま先を浮かせて前屈していた。
ただし、このままだと首が前傾しない。見ていると、彼らは
膝を曲げたのである。
緩めるのではなく、曲げたのだ。

膝をゆるめるのと、曲げるのとでは、違う。

今回大阪ではそれを伝えたい。

間違っている、正しいという話ではなく、

「重心安定の法則」「重心移動の法則」という、基本法則を見直し、
橋本敬三先生も晩年付け加えた「膝のちからをゆるめる」という行程を
加えてみて欲しいのである。

 

 

今までにも何度か、地方の全国大会で指導したことがあるが、

出てくる言葉が
「自分達が習ったのと違う」
「難しい」というネガティブな言葉だった。

今度はそんなことがないことを祈る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

伝統療法カンファレンス 出展しました

5月17日(土)大田区産業プラザPioにて、伝統療法2014カンファレンスが
開催されました。
私(はたけやま)が代表理事をつとめる
一般社団法人日本操体指導者協会は、足趾の操法の施術ブースを出展
しました。
10分500円という、普段ではあり得ない(笑)出血大サービスで
多くの方に「足趾の操法」を体験していただきました。
延長サービスも用意しましたが、殆どの方が延長して下さり
足趾の操法の「快の力」を改めて感じたところです。


ご来場の皆様、ありがとうございました。

カンファレンスの最高顧問は、東京操体フォーラムに何度もご出席
下さっている柳生心眼流の島津兼治先生。

東京操体フォーラム相談役の平直行氏も講師として登場しました。
そして、カンファレンスの立役者、古式腱引 筋整流法の小口昭宣先生はじめ
色々な先生方と交流を深めることができました。

私共(東京操体フォーラム)、操体の団体の中でも「臨床」に重きを
おいているので、プロ根性満々の先生方とご縁が紡げて本当に有意義な
時間を過ごすことができました。

 

なお、柳生心眼流は仙台伊達藩のお家流。
腱引きも心眼流のなかにあります。
操体の「ひかがみの触診」などは、腱引きに似ているというか、
腱引きっぽい。
三浦寛は宮城。平直行さんも仙台。

私も両親宮城だし、伊達政宗マニアだし、操体は仙台生まれだし。

面白いことになりました。

参加スタッフもいい勉強になったようです。

 

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揃いのTシャツ(スペイン土産@かっこいいと評判でした)

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三浦寛のワークショップ。私が急遽口頭での指導をやりました。

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古式腱引筋正流法の小口昭宣先生と。腱引きとひかがみの触診は似ています。

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島津兼治先生を囲む。

 

操体は「自分でできる」のか?

今でも思い出す。

都内某所で現在開業しているようだが、
昔私の講習を受け、師匠の講習を受けたが
今はご縁のない輩がいる。

彼に昔「操体を一言で説明せよ」と聞いたところ

『自分で動く』という答えが返ってきた。

今でも同じように答えていないことを祈る(笑)

自分で動くのだったら、誰でもできる。

それなら、世の中の人が全員操体をやっていてもいいはずだ。

『自分でできる』というのは、

本人にしかわからない感覚をききわけ、味わうこと
なのである。

感覚は本人にしかわからない。
感覚をききわけることが「診断・分析」であり
きもちよさを味わうことが「治療・操法」となる。

また、我々プロがいるのは
自分で治せるレベル以下になっている人を
そのレベルまで持っていく、
大抵は皆「自分の動き」や「エゴ」で動いてしまうので
まずはそのコツを体験していただくことが必要なのである。

 

あと、太極拳を考えて欲しい。

アレも勿論自分でやるが、
自分でやるにはまず覚えなければならない。
本を見ながらマスターというのは、なかなか難しい。

 

先日お電話をいただいた。

声からして60代くらいの女性である。

「整形外科にかかっているのですが、
整形の先生から操体を紹介され、自分でできると聞いたので
本を紹介して欲しい」とのことだった。

う~ん。

整形の先生が操体を紹介するだろうか?
そこが謎である。

整体の間違いではないか?

整体か接骨院?だか分からないが
そこに腰痛で通っていたが良くならず、そこの先生に
操体は自分でできるから」と紹介されたのだろうか?

つまり、お手上げということか。

「本もありますが、見ただけでは分かりにくいですし、
都内なら操体の専門家もいますし、一度指導を受けてから
なさったらどうでしょう」

と、言ってみた。

すると
「時間がないので、本を見てやりたい」とのことだった。

私の所には「本を見てもよくわかりません」という方が
多数訪れる。

本当は、自力自療が可能なレベルまで専門家が診て
それからセルフケアというのが一番近道なのだ。

★殆どの方は

力みすぎ
早すぎ
感覚を無視して単純に動いているだけ
ということが多い。
これでは、悪くすることもある。

 

時間がないからといって、本を読んで済まそうというのは
ちょっと安易である。

なぜなら、整形だか整体の先生がお手上げの症状なのだから

さらに、そのご婦人に息診をとおしてみると
腰の他に、気が上がっており、不眠やのぼせなどもあることが
わかった。私の話は耳に入っておらず

「自分でできる」という都合のいいところだけ
耳に入っているのだ。

話を聞く限りでは、
本を読めばどうにかなると思っているようだった。

指導者が海外にいるとか、遠方にいるのではない。
都内である。また、動けないとしたら、呼ぶことだってできるのだ。

 

整形の先生だか整体の先生がお手上げの腰痛(と気が上がっている)
が、本を読んで操体をやって治るのか。

残念だが、本を紹介するしかないのである。

 

 

操体法の治療と予防

操体法の治療と予防

 

 

 

 

 

 

 

GW「般若身経インストラクター講習」

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5月5日、6日の二日間「般若身経インストラクター講習」が開催されました。

フォーラムの時や、講習の新規ターム開始時にいつも思うのですが、
般若身経いわゆる「身体運動の法則」

 

みんな知ってるけど、
できていないことのほうが多い?!


大抵「そんな基本運動いいから、早く操法を覚えたい」みたいです。
まあ、わからないこともないですが(笑)。
これができないと、操体を指導する場合、お話になりません。

また、指導するということは、ヒトサマの前で声を出して指導するということ。

自分が分かっていても、相手がまるっきりの初心者の場合
わかるように指導する必要があります。

そういうのも含めて、インストラクター養成をすすめているわけなんです。

実はこの般若身経(身体運動の法則)、指導している方や地方によって
違ったりします。まあ、バラエティに富んでいると言えばそれでもいいのですが、
例えば、東京では「側屈」が、関西圏では「わき伸ばし」になり、
重心移動ではなく、体側を伸ばすことがメインになったり、ちょっとバラバラで
困ることもあるわけです。

これは、橋本敬三先生ご自身も般若身経については、書いていることが
進化しているため、進化形以前のことを真面目にやっているところもあるから
だったりします。

そんなこんなで二日間、大汗をかきながら
皆さんよくやりました。

特に「全くの素人を想定して般若身経を指導する」というロールプレイは
汗だくになりましたね。


あとは、人を前にして、デカい声で指導するのに馴れることです。

 

 

 

 

 

 

左目と「エロスのお作法」

最初、その名前を聞いて

「おっ、すごいな」と思った。

壇蜜。 壇というと壇ふみとか壇れいとかを思い出すし、
団と言えばサウンド的には鬼六先生である。

エロスのお作法 (だいわ文庫)

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 壇蜜嬢は葬儀社で働いていた時、ご遺体をキレイにするという仕事を
していたそうだが、その時はスッピンでメガネでマスクをしていたにも
関わらず、周囲から「社長の愛人疑惑」などのウワサが流れていた
そうである。
私の友人にもいるが、何だか確かに「昭和エロ」の雰囲気があり、
「モンキー・パトロール」のすずちゃんみたいに
フェロモンを自由自在に操るようで、何だかモテまくっていた。

私は、一緒に出かけると「何故かしらないうちにご馳走になっていた」とか
ディスコとか行っても何故かVIPルームにいた、みたいに、彼女には恩恵を
こうむったもんである。今は何しているんだろう。

さて、何故左目なのか。

操体の勉強をしていると、気になるのが左目である。

なぜです?という質問にはここでは答えられない(笑)。
最新の情報だからだ。

知りたかったら一度私のところに
操体を受けにいらっしゃい(笑)

私はこの本を読んでいて

「あれ?」と思ったことがあった。

壇蜜嬢は利き目が左で、殿方を見つめる時は
相手の右目を左目で見るのだそうだ。

これはこれはこれはこれは、という感じである(笑)