操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

操体関連書籍

友人知人に『背取り』の方が何人かいる。どんな職業なのかは、色々調べて欲しいが、

href="http://isis.ne.jp/mnn/senya/senya0536.html">isis.ne.jp/mnn/senya/senya0536.html

が、参考になるだろう。



ちなみに、操体関係の本の中でも、入手困難なものがある。

たとえば、現在たにぐち書店から復刊されている、

『からだの設計にミスはない』

操体法治療室』

操体法写真解説集』は、柏樹社から発行されていたが、会社がなくなり、一時は絶版になっていた。

また、同じくたにぐち書店から、内容の訂正と、加筆を加えて出ているのが『操体法の治療と予防』、これは十数年前、池田書店から

『腰痛の治療と予防』として出版されたものを復刻したものだ。

私は当然、操体マニアであるから、柏樹社から出た版も、たにぐちから出た版も持っている(写真解説集は、柏樹社版、残念ながら持っていない)あと、持っていないのは「鍼灸の即効療法」と「絵でみる操体」である。「絵で見る・・」は、池袋の西武のリブロで見かけ、買おうかと思ったら、所持金が500円しかなかったので、また明日にでも買おう、と思っていたら買い損ねた。



レアものと言えば、表に出ていないもので『快からのメッセージ』の、ごく初期の、販売されていないものを持っている。イニシャルで刷ったものに誤字脱字が多いので、ボツにしたものがあるのだ。

私はそれを師匠からいただいた(稀少本というかマニアというか)。



もっとレアなのが、「地湧きの思想」という、シンポジウムを本にまとめたものだ。橋本敬三先生はじめ、野口体操の野口先生、稲の栽培の福岡先生など、そうそうたるメンバーが集まったシンポジウムの記録だ。これは、古書で入手したが、カバーつきで、中には折り込みチラシ風のものが入っていて、それは川上吉昭先生(操体法写真解説集編者)が書かれた一枚だったりする。



世界的にレアなのが「操体法写真解説集」の英語版、

Sotai: Balance and Health Through Natural Movement by

Hashimoto, Keizo という本だ。アメリカと香港のみで出版された本だが、絶版になっている。私のところには未だに海外から『手に入らないか』という問い合わせが入る位だ。農○協の方からも、『一体どうやって入手したのですか』と、聞かれたことがある位だ。(多分、この本を日本で所有している人は10人にも満たないのではないかと言われたことがある。私は勿論、マニアなので持っている)

もう一冊、英語版で操体の本がある。

Sotai Natural Exercise by Hashimoto, Keizo

これも絶版で手に入れたかったのだが、あの手この手を使って

Sotai: Balance and Health Through Natural Movement をもう一冊、Sotai Natural Exercise を入手した。



あと、もう一冊、三浦寛先生の「操体法入門 手関節からのアプローチ」は、昨年韓国語訳が出たらしい。読めないが、やはり欲しい。



ちなみに、私が6年前に書いた「ふわ、くにゃ、すとん!操体法」というのは、今見ると、間違いやら認識の浅さが目立つので、

メインのHPのほうに「自著を斬る!」と、訂正箇所をすこしずつ載せてある。そうしておかないと、後生に「アイツはいい加減な本を書いている」と評されるのはいやなので、自分で自著にケチをつけてみたのである。当時は勿論それがベストだと思っていたのだが、やはり学ぶうちに原理原則は変わらなくてもよりよいものに

なっていくべきだ。

この本で自慢できるのは、編集者とイラストレーターと著者が、スクラムを組んで仕上げたという点で、実際イラストを担当してくださったしおたまこさんにも操法を受けていただいたし、言い方は変だが、それまで出ていた操体の本はどうも『抹香臭い』イメージがあったようで、イラストの可愛さ(?)と本の装丁体裁のセンスの良さはとても気に入っている。開いて床に置いて読めるように、横幅が広めにとってある。丁度当時流行ったような、ちょっとこじゃれた料理本のような変形版だ。多分、増刷せずに新しい本を出すだろうから(自分で断言してみる)、買うなら今のうちである。



ちなみに図書館に行ったら、自分の本があった。

変な感じだった。

しかし、このまま間違った箇所とか、訂正されていない箇所はずっとそのままなんだろうなと思うと、早く新しいのを書きたい、という気持ちが盛り上がってきたのだった。



丁度昨日、月刊手技療法の原稿を書き終えたばかりで、ちょっと気が楽だ。