操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

朝3分の寝たまま操体法

朝3分の寝たまま操体法 (講談社プラスアルファ新書)

朝3分の寝たまま操体法 (講談社プラスアルファ新書)


著者の西本直(すなお)先生にお会いした時、元気な方だなぁ、と思った。どう見てもスポーツをやる人に見える!というか『私は運動を全くしません』と、言われたら『絶対ウソだ!』と言いたくなる(と思う)。
東京にいらっしゃった時に津田温古堂(現在は秋葉原温古堂というらしい)の渡辺栄三先生(残念ながら先年お若いのにご逝去された)のところで操体を学ばれたという。渡辺栄三先生は、師匠(三浦寛先生)と同じ年の生まれだったのだが、師匠の講習を受講されていたのだ。
西本先生は、渡辺先生が操体を誰に習ったのか知らなかったらしいので、本の中には『指もみ』(足趾の操法)は、渡辺栄三先生がもしかしたら、野口整体の影響を受けているのではないか、と書かれているが、その『指もみ』は紛れもなく、橋本敬三先生がやっておられて、その弟子である三浦先生に伝わり、それを渡辺先生が西本先生に伝わったわけだ。
確か三軒茶屋ミスドでお会いしたのだが、窓際の並んだ席に右側を西本先生、左側を三浦先生という順(私が真ん中)で座り、操体談義をしたのを覚えている。確かワールドカップの年だったから、2002年だったか。筋肉の話をしていただき、肩胛骨を動かして見せていただいたり、野球の話(広島の佐々岡さんのトレーナーをされていた)を聞いたり、楽しい時間を過ごしたことを覚えている。またお会いしたいものだ。