操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

興味深い疑問。

定例講習の前に、東京操体フォーラムの実行委員が集まって、問題を持ち合って討議することがある。

先日出た話題。

写真かビデオかわからないのだが、あるメディアで伏臥下肢伸展をやっているのだそうだ。

連動で考えると、例えば伏臥で右下肢を伸展した場合、右の腰が軽く浮いてくる。

左捻転、つまり低くなっているほうに捻転していると表現する)。

しかし、そのメディアでは右下肢を伸展しているのに、被験者の骨盤は右捻転しているのだそうだ。被験者のボディに歪みがあるとか何らかの問題があるならわかるが、数人の被験者が皆同様に右下肢伸展で、骨盤は右捻転様を示しているのだそうだ(私は見ていないので何とも言えない、あるいはもしかしたら失念しているのかもしれない)。



なぜ、そうなのか?

それについて私達は話し合い、実際試してみて、ある結論に達した。

「疑問」

「検証」

というのをやっていくのは面白い。



「何故?」と聞かれて答えを「ぽん」と出してもらい、「へえ」と納得するのは簡単なのだが、そこに行き着く過程を皆でやってみるのは何とも言えず面白みがある。



何故だろう??