今年で31年目を迎える、操体法東京研究会の定例講習のプログラム詳細をお知らせ致します。昨年に引き続き5月から2つのコースを開講致します。
今回は、臨床コースと指導者養成コースのプログラム内容を明確に分け、臨床コースでは、皮膚へのアプローチが特別講義として入っています。
東京操体フォーラム実行委員も操体法東京研究会で操体を学びました。なお、定例講習の他に個人レッスンの場もあります。なお、近日中に『先輩諸氏の声』ということで、当講習を受講した先輩方の感想、意見などをHPに掲載予定です(畠山裕美)
HPでのご案内・受講ご希望の方へ
プログラム詳細のダウンロード
●2009年 操体法定期講習会のご案内
人体構造運動力学研究所、操体法東京研究会主催講習会のご案内
■ 操体法臨床コース(第12回)
臨床家養成の専門コース
期間:2009年5月から2010年5月
日時:毎週第1、第2、第3、第4土曜日 13:00−18:00
カリクラム:全50講習 250時間
講習内容 :体理論、操体法臨床理論、
操体法基礎応用実技実習指導、皮膚診断学、
皮膚臨床学、皮膚臨床実習
(実技実習 200時間以上予定)
講師 :人体構造運動力学研究所 所長 三浦寛
受講対象者 :医師、OT、PT、看護士、柔道整復師、鍼灸師、 ア、マ、指圧師、スポーツ公認有資格者、
専門学校在校生等(応相談)
定員 :12名以内
■ 操体指導者養成コース(第74回)
期間 :2009年5月から2010年7月
日時 :毎月第2、第4日曜日 13:00−18:00
カリクラム :全30講習 150時間
講習内容 :操体理論、操体法臨床理論
操体法基礎応用実技実習指導
実技実習120時間以上を予定)
受講対象者 :操体に興味があり、操師、指導者を目指したい方
講師 :人体構造運動力学研究所 所長 三浦寛
定員 :15名以内
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■ 第12回 操体法臨床コース 受講費用
50講習 250時間 100万円(分割可・応相談)
■ 第75回 操体指導者養成コース
30講習 150時間 60万円
●会場:東京都世田谷区三軒茶屋1‐30‐9 三軒茶屋ターミナルビル34号
交通:東急田園都市線「三軒茶屋駅」下車2分
● 受講申込み方法
住所、氏名、年齢、電話番号、e-mail アドレス、職業と受講コース(第12回 操体法臨床コース 、第75回 操体指導者養成コース)を必ず明記の上
郵送:
〒154‐0024 東京都世田谷区三軒茶屋1‐36‐3
ルミネ三軒茶屋105
人体構造運動力学研究所、操体法東京研究会代表、三浦寛宛
FAX: 人体構造運動力学研究所、三浦寛宛
03-3414−0340
E-mail:
sotai@teizan.com(TEI-ZAN操体医科学研究所 畠山宛)
お申し込み受付次第、お振り込み先等こちらからご連絡を差し上げます。
● 問い合わせ: 講習内容、受講料等のお問い合わせは、
TEL/FAX: 03‐3414‐0340
操体法東京研究会事務局(三浦宛)
● なお、e-mail でのお問い合わせは sotai@teizan.com
(TEI-ZAN操体医科学研究所 畠山宛)
プログラム内容
◇治癒力とは、からだがききわけてくる快適感覚である◇
●操体理論
■ 操体法の創始者、医師 橋本敬三先生の想念の世界
・生命とかかわる医師としての歩みと、創始者の生命観、人生観、死生観、宗教観、人生哲学(精神文化)
■ 宇宙生命現象創生の中心理念
■ 唯心論、唯物論
■ 唯物弁証法と日本神話
■ 命の実相、無極無限の太極の意志
■ 生命の実相、道元の禅の世界と生命観、宮沢賢治の宇宙生命論
■ 生かされし救いの生命観
■ 救いと報い、その絶対と相対との同時相関性
■ 人間悲願の達成 その21条
■ 最小限責任生活必須条件としての、生命エネルギーの入、出力とその生命力学のバランスについて
・息の営み
・食の営み
・動(身体運動)の営み
・想(精神活動)の営みをひもとく
■ 人が正しいとは
・心とからだの調和
■ からだの設計、イノチの設計
■ 運命のハンドル
■ 自然法則の応用貢献 その摂理と天理
■ 身体運動の法則をひもとく(般若身経)
・からだの使い方、動かし方には法則がある
・自分の動きとからだの動きは違う。どう違うのか!
・身体運動の三法則と二相関性について
■ 操体では、なぜ快適感覚を最重視するのか
・脳内分子生理学から見た脳幹の快感神経と脳内麻薬様物質(ホルモン)について
●操体法臨床理論と実技実習内容
■ 健康傾斜の歪体化のプロセスについて
・なぜ正体が歪体するのか、症状疾患を引き起こすのか
・なぜ健康が不健康に傾斜し、また回復改善がなされるのか。
その可逆性プロセスについて
■ 結果が原因を産む、逆因果律の原則
■ からだの診かた、とらえ方、その診断法について
・構造力学的診断法と運動力学的診断法)
・視診、触診、擦診(撮診)、動診のとらえ方
■ ハンス・セリエのストレス学説とその学説に存在しないストレッサーとストレスについて
■ 操体法と正体術。操体臨床の体系化とその確立
■ 「楽から快への転換」錐体外路系(内動する動き)と錐体路系について
■ トポロジィ(位相幾何学)
■ 生命リズムとからだの極性
■ 異常刺激と異常感覚、微小循環、微小内圧
■ 熱エネルギーの入出力によるエントロピーと健康度
■ 人体の構造力学と運動力学
・人体は基礎構造を有する動く建造物である、この言葉が意味することとは
■ 施術者(第三者)が直接介入できない診断と臨床
■ 運動系(ボデー)と歪みの認識
■ 連動学
・からだの動きと全身形態の連動性
・からだの動きの基本8種類を手関節と上肢、足関節と下肢に分類し、そのそれぞれの動きに関与する全身形態の連動性をひもとく
・手関節・・・背屈、掌屈、外旋、内旋、橈屈、尺屈
・上肢・・・・牽引、圧迫
・足関節・・・背屈、底屈、外転、内転、外反、内反
・下肢・・・・牽引、圧迫
■ 動診学
・からだの動きを分類、分析する
・動診法の分析と診断
・運動分析と感覚分析との識別
■ 快適感覚のききわけ、その分析診断
■ 操体臨床における診断と操法のプロセスについて
・からだの要求感覚に従った動診、操法のとらえ方、とおし方
・快点、最快適点
・たわめの間
・脱力
・操法の回数
■ 動診における操者の介助、補助のかけ方、与え方、その目的について
・立位、正座位、仰臥位、伏臥位、側臥位、腰掛位による手関節、足関節の各動診における介助、補助のかけ方、与え方について
・手関節の橈屈の動きとその全身形態の連動に適う操者の介助と補助のかけ方、与え方(1)、(2)、(3)
・手関節の尺屈の動きとその全身形態の連動に適う操者の介助と補助のかけ方、与え方(1)、(2)、(3)
・手関節の背屈の動きとその全身形態の連動に適う操者の介助と補助のかけ方、与え方(1)、(2)、(3)
・手関節の掌屈の動きとその全身形態の連動に適う操者の介助と補助のかけ方、与え方(1)、(2)、(3)
・手関節の外旋の動きとその全身形態の連動に適う操者の介助と補助のかけ方、与え方(1)、(2)、(3)
・手関節の内旋の動きとその全身形態の連動に適う操者の介助と補助のかけ方、与え方(1)、(2)、(3)
・上肢の圧迫の動きとその全身形態の連動に適う操者の介助と補助のかけ方、与え方(1)、(2)、(3)
・上肢の牽引の動きとその全身形態の連動に適う操者の介助と補助のかけ方、与え方(1)、(2)、(3)
・足関節の外転の動きとその全身形態の連動に適う操者の介助と補助のかけ方、与え方(1)、(2)、(3)
・足関節の内転の動きとその全身形態の連動に適う操者の介助と補助のかけ方、与え方(1)、(2)、(3)
・足関節の背屈の動きとその全身形態の連動に適う操者の介助と補助のかけ方、与え方(1)、(2)、(3)
・足関節の底屈の動きとその全身形態の連動に適う操者の介助と補助のかけ方、与え方(1)、(2)、(3)
・足関節の外反の動きとその全身形態の連動に適う操者の介助と補助のかけ方、与え方(1)、(2)、(3)
・足関節の内反の動きとその全身形態の連動に適う操者の介助と補助のかけ方、与え方(1)、(2)、(3)
・下肢の圧迫の動きとその全身形態の連動に適う操者の介助と補助のかけ方、与え方(1)、(2)、(3)
・下肢の牽引の動きとその全身形態の連動に適う操者の介助と補助のかけ方、与え方(1)、(2)、(3)
■ 操体法写真解説集 その操法をひもとく
1.伏臥位:
・下肢伸展における操者の介入(1)(2)(3)
・介助、補助のかけ方、与え方(1)(2)(3)
2.伏臥位:
・膝の腋窩挙上における操者の介入(1)(2)(3)
・介助、補助のかけ方、与え方(1)(2)(3)
3.仰臥位: 両膝二分の一屈曲位
・両膝の右傾倒、左傾倒における操者の介入(1)(2)(3)
・介助、補助のかけ方、与え方(1)(2)(3)
4.仰臥位 両膝二分の一屈曲位
・足関節の背屈における動診のとおし方、介助、補助のかけ方、与え方
以下5動診、5操法の解説
■ 頸椎、腰椎、仙椎の各配列変位に対する動診と操法の問いかけ
■ 手指関節における動診と操法
■ 足趾の操法 操法(1)−(8)
■ 筋肉及び筋紡錘の緊張をゆるめる、弛緩、動きを促す
・手指関節のON固定とテーピング固定の実践
■ 求心性の動きと遠心性の動きをより開放する手指関節のオープン、クローズの問いかけ
■ 順連動と逆連動、造動法について
■ 動診、操法における言葉の誘導について
◎ 操体法臨床家専門コース 特別講習として
■ 各治療法の盲点を克服し、より臨床効果を高める新たなる臨床への問いかけ
・皮膚外壁系運動系へのアプローチ
■ 皮膚診断学
■ 皮膚臨床医学
■ 皮膚臨床応用学
■ 皮膚の生体感覚情報
■ 皮膚へのアプローチ、皮膚への接触法
・点の渦状波、面の渦状波への問いかけ
■ 皮膚刺激と皮膚接触との違いについて
■ 皮膚主要点、準主要点
■ 動診と面の渦状波を併用・応用させた臨床の問いかけ
■ ON固定と点の渦状波と併用した併用・応用臨床への問いかけ
■ 呼気のきだめ
■ 言葉の誘導