★2009年秋季 東京操体フォーラム発表内容詳細★
東京操体フォーラム 実行委員紹介
『快と楽の違いを紐解く』
岡村郁生(東京操体フォーラム 理事・実行委員長 操快堂)
ボディの歪みを正す。操体法の初期に「楽な方向性」は求められました。しかし、楽を通し続けていることでは、通り抜けてしまうものがあります。なぜ、「快の方向性」を聞き分けていくかといえば、“からだ”が“快”を求めているからであって、結果から判断しているのです。“からだ”はまさに、身をもって方向性を示し、私達に教えてくれるのです。
『快感至上主義と感情に伴う呼吸の抑制』
日下和夫(東京操体フォーラム実行委員 北六甲操体院)
快感というものが究極的な身心の健康目的であると操体は主張する。無限の階層からなる快感の体系は対極の高次元に至る内容をもっているものと云える。また、抑圧された感情が呼吸を介して快感覚のききわけを困難にしているしくみを解き明かし、呼吸によるエネルギーの開放を紹介する。
『第一分析・第二分析・第三分析の反応について〜生理学からの考察〜』
横森昌裕(東京操体フォーラム実行委員)
第一分析・第二分析・第三分析においての反応について、また楽と快適感覚の違いを生理学・解剖学の面からまとめてみました。生理学・解剖学の面から説明できるということは、なぜ快適感覚でなければならないのかが、根拠に基づくものになるのではないかと考えます。
『般若身経』
三浦寛(東京操体フォーラム理事長、人体構造運動力学研究所 所長)
畠山裕美(東京操体フォーラム常任理事 TEI-ZAN操体医科学研究所)
知っているようで実は結構知らない、操体の基礎の基礎、般若身経をやります。不明瞭な点、自己流になっている点をクリアにしましょう。
『武術と格闘技 似て全く異なるもの』
平直行(東京操体フォーラム 相談役 大(だい)操体法研究所)
格闘技のプロの道を歩み、武術の道を現在歩んでいる、そこで気が付いた、肉体の内面の動きと想念と身体の関係。そこには強くなるだけでなく操体臨床に活かせるヒントがあります。
★特別講義★
島津兼治(柳生心眼流竹翁舎 主催)
★メインセミナー★
『第1分析、第2分析』
三浦寛(東京操体フォーラム理事長、人体構造運動力学研究所 所長)
畠山裕美(東京操体フォーラム常任理事 TEI-ZAN操体医科学研究所)
今回は三浦理事長の実技で第一分析、第二分析の違いの詳細をご紹介します。動作所作が美しいということは、動診の質に繋がるということを体験して下さい(畠山)
『動診と操法−似て非なるもの』
福田勇治(東京操体フォーラム 理事・副実行委員長)
動診をただ単に、身体を動かして診断するだけのものと勘違いしていませんか? 動診こそ操体臨床を行う上において、最も重要なアプローチなのです。今一度、動診について考えてみませんか?
『操体小僧日記 〜気持ちのよさは魔法〜』
中谷之美(東京操体フォーラム 実行委員 中谷治療院)
操体では「気持ちのよさで治る」と説きますが、私は気持ちのよさは魔法だと思っています。生理解剖学的な所見から操体を紐解いていくことも必要でしょうが、私は魔法のほうが味わいがあって気にいっているのです。魔法の前では、どんな治療技術も及びません。そんな操体臨床の場での報告を今回はさせていただきます。
『操体をすると何故呼吸が楽になるのか』
山野真二 (東京操体フォーラム 実行委員)
人間は現在只今のからだの状態に付いてくる呼吸しか出来ないものである。操法を通すと、ほとんどの患者さんは腹式呼吸になっているのを経験する。今回、この現象をかつて橋本敬三が、操体法を創始するプロセスにおいて材料を用いて考察した私見を提示する。
★特別講義★田中稲翠 Artist
★対談★ 田中稲翠&三浦寛
★メインセミナー★
「自分の動きとからだの動きの違いについて
「からだの使い方、生かし方に従った自分本来の動きをとり戻す」
三浦寛(東京操体フォーラム理事長、人体構造運動力学研究所 所長)