操体法東京研究会定例講習より。上肢伸展。
からだの無意識の動きが発動している。被験者自身は動きがおさまってから、「肩甲骨がとろけるようにきもちよかった」と言っていた。
操体の専門家でなければ構わないかもしれないが、操体のプロであるからには、『快』にも質があり、からだが要求してくる質の高い快を被験者に提供するのが、『なおし』へのベストコースではないだろうか。
きもちよさなら何でもいい、と、排泄やスポーツ後のきもちよさを「とろけるようにきもちいい」と表現され、からだの無意識の動きをおこさせるきもちよさを一緒にすべきではないと思う。