これは私が書いているのではなく、以前紹介した「天才柳沢教授の生活」を使って男性脳のナゾを解き明かした「天才柳沢教授の生活『男はこんなにおバカです』」の一節である。

天才柳沢教授の生活 マンガで学ぶ男性脳「男はこんなにおバカです!」セレクト16 (講談社+アルファ文庫 F 50-2)
- 作者: 山下和美,黒川伊保子(解説)
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/04/20
- メディア: 文庫
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柳沢教授はタマという猫を飼っている。

- 作者: 山下和美
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/05/23
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「男女は、こヒばを使えば使うほど、すれ違うことがある」という解説によると、猫は言葉を持たないのに、エレガントに自分の欲求を的確に伝えてくる、とある。
そして猫を飼う男たちは、この猫のエレガントな君臨を愛でる余裕のある男たちだ。自分が優位なのは知っているが、小さき美しいものにかしずくのも風流だと思っているのだ。だから猫を飼う男は、例外なく、いい男である。セクシーで教養があり、いい女の扱い方も知っている。
最近読んだ「ネコはどうしてわがままか」によると、犬と猫の飼い主との関係の違いがよくわかった。犬と飼い主は主従関係なのだ。犬にとって飼い主は御主人様である。最近、犬を大事にしすぎて自分のほうがエライと勘違いする犬が増えており、それはスクールに行かせて矯正するのだそうだ。一方、猫と飼い主の関係は「疑似親子」なのだそうだ。猫が子供で、飼い主が親である。子供が「お腹すいた」と言えば親は食事を用意する。親は無償の愛情を子供に注ぐが、猫の飼い主も無償の愛情を注いでいるのである。昔は「猫はネズミを捕るから」という理由で猫を飼っていたようだが、現在ではネズミがそんなにいるわけでもない。猫は無償の愛情を注ぐ対象なのである。
私の友人が、うちの猫の仕事は『可愛屋さん』と言っていたが、その通りだと思う。

- 作者: 日高敏隆
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/05/28
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「好きな人がいても、なかなか恋愛モードに持ち込めない」と言う女性は、たいていことばが多すぎるのである。とはいえ、無理してことばを呑み込まなくても、恋の最初の頃には、女は想いが溢れて自然にことばを失ぃ、隣の恋人を困惑させるのだ。実は、その困惑がテストステロンを分泌させている。独占欲を溢れさせる、男の恋のホルモン、テストステロン。彼らは、切なくなり、求愛せずにはいられなくなる。
女たちよ、時を重ねても、ことばを失おう。
女性がうるさがられるのは、どうもおしゃべりが過ぎるかららしい。

- 作者: ポールギャリコ,スザンヌサース,Paul Gallico,灰島かり
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1998/12
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私が愛読している「猫語の教科書」だが、子猫が大人の男を如何に籠絡(ろうらく)させるか、その素晴らしいテクニックが書かれている。
一番効果的なのは「声なしのニャオ」である。よく猫が声を出さずに、飼い主を見つめて何か欲しそうに「ニャ」と、鳴くアレだ。声を出さなくても、敢えてことばにしなくても、いい男にアピールすることは可能らしい。
逆に「言わなきゃわからない」というニブチン男は相手にしなくてもいいのではと(笑)。