操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

手技道。小顔になる!

痛い!でも効く! DVDでよくわかる「手技道」劇的!小顔術

痛い!でも効く! DVDでよくわかる「手技道」劇的!小顔術

操体は「痛いこと」は基本的にやらない。からだはどうせだったら「きもちよく治りたい」からである。せいぜい触診の際、ひかがみ(膝の裏)に触れて「いたたたたっ」(ほら、なんで腰が痛いのにここが痛いんだろねぇ)とか頸椎付近を触診して、ゴロリとした硬結を押して「あたたた」となるくらいである。これは「診断してるんだから、遠慮しないで診ろ」という、橋本敬三先生から伝わる「診方」(診断)なのである。
いずれにせよ、ほんの一瞬のことで、操者がしつこくひかがみをぐりぐりしたりすることはない。
「ほら、こんなになってんだもん!」と、クライアントに体感していただくという意味もある。

ちなみに私は「痛い」手技もできる。もしかしたら「痛い」ヤツのほうが得意かもしれない(笑)。「腱引き」とか「柳生心眼流の柔医術」とか。心眼流の島津兼治先生には「触れ方がいいねぇ」とお褒めいただいたことがある。そういえば骨のキワにふれるひっかけ方も教えていただいたっけ。

考えたら自分で編み出した刺激法もある。女性でも指を壊さないような工夫をしたものだ。
私が昔習った「痛いヤツ」は、不思議な事に高血圧の人はあまり痛みを感じないものだった。ところが、だんだんマトモになってくると、痛みを感じるようになってくるのである。今思うと「腱引き」みたいなヤツを習ったのかもしれない。一種のショック療法みたいなものだが、確かに劇的に変化するのは事実である。

★頼まれればやらないこともないですが(汗)

顔面を刺激することによって、顔を小さくする、形を整えるというのは割と昔からある。新たなものが後から後から出てくるのだが、これは結局、みんな「続けてやらない」んだろうな、と思う。私は田中宥久子氏の「造顔マッサージ」はちょこちょこやっているが、やはり忘れることがある。あれも毎朝3分の習慣にしてしまえばいいのだ。

ちなみに私が数十年やっているのは、エドガー・ケイシー療法の研究家で、足のゾーン・セラピーの開発者、五十嵐康彦先生の本に書いてあったものだ。こは痛くない。1706年に90歳で亡くなった、ニノン・ド・ランクル夫人は、70歳の時にどう見ても30歳にしか見えなかったらしい。この人が実践していたという甲状腺マッサージである。あとは、免疫力アップのために、胸腺をマッサージしている。

「手技道」。この本はDVDがついている。最近いいなと思うのは、DVDをiPhone用に変換して、移動中にチェックできることである。DVDをいちいち見るのは結構面倒なものだが、移動中にiPhoneとかiPadに入っていれば気軽に見ることができるではないか。

というわけで、やってみました。お風呂の中や銭湯でやっている。銭湯でやっていると「何してるんだろう?」と見る人もいるが、余り気にしない(笑)。

これは「筋膜に刺激を与えて脳に刺激を与えるらしい。最初に脇の下に手をつっこんで腕を回すとか、鎖骨の上下をさするとか、首からリンパを流すとか、割となじみ深い。ところで、胸鎖乳突筋をこぶしに握った指の第二関節でぐりぐりやるのは、思わず「わお!」と叫ぶほど痛かった(笑)。それも右はとても痛いのに、左の胸鎖乳突筋は大して痛くないのである。肩こりとは無縁の私だが、凝ってるところはやはり凝っているんである。

指サックをつけて(勿論爪を切って清潔にすれば素手でも可能)親指を口腔に入れ、頬の内側から刺激するのは、ロルフィングやなどにもある。これは実際やってみるとわかるが、口の中、特にほっぺたは結構凝っているのである。
これを入浴中に一通りやってみると、出る時は汗びっしょりになる。

DVDのおまけ映像で、先生がモデルに「ぐりぐりっ」とやっているのがついているが、胸腺をぐりぐりされて、モデルが身をよじって痛がっていた。免疫力が低下しているのだろうか、と少し心配になった。

もう1冊小顔本は買ったので、そちらもまた報告予定。