「足趾の操法集中講座」は、2013年11月現在第一第三日曜の午前9時から12時まで行っている。ほとんどの受講生は午後のプログラム、三浦先生による「臨床講座」を受けるので、そのまま会場にいる。
以前から言っているが「足趾の操法」こそ、「万病を治せる妙療法」ではないかと思っている。
足趾の操法と、いわゆる「ゆらし」「指モミ」がどう違うのか。
それは「納め」の有る無しだ。「納め」があるのかないのかで、受け手が感じる快感度が全く違う。誰もが「これはきもちいい」と、頭の先までリラックスできるのが「納め」の効用なのである。
受講生のAさんは「足趾の操法」を受講している。
私がみっちり仕込んだおかげで(笑)「足趾の操法とはこんなものだ」というのを体感している。
他の受講生の「足趾」を受けて「ハタケヤマ先生とここが違う」と、ありがたくも厳しいチェックをして下さるのである。
さて、彼女に聞いた話である。
仕事で疲れて帰ってくるご主人に、足趾の操法をやって差し上げるのだそうだが(うらやましい・・・・)、ご主人の寝付きがものすごくいいらしい。
さらに
「イビキがうるさくなくなりました」とのこと。
「へえ~?すごいですね。ブログに書いていいですか?」
「もちろんいいですよ」ということで、紹介した。
もう一つ、先日から「足趾の操法集中講座」に途中編入したBさん(男性)。
元々私のクライアントで、何度かベーシックレッスンを受けている。腱鞘炎が治ったら本格的に操体を勉強しようと思っていたようだが、私が「操体は勉強しながら治ります」というアドバイスを受け、受講開始した。
というわけで、初日は他の受講生のモデルになっていただき、受けて体験していただいた。最初にみんなに背中を向けて立位姿勢をとり、受講生それぞれが視診を行う。それから受講生が足趾をかわるがわるに一本づつ回してゆく。
途中で登場した師匠が「彼をやらせてほしい」とのことなので、師匠にまかせる(笑)。
何か魔法をかけるのか???
一連の操法が終わり、Bさんが立ち上がる。操体臨床の「三種の神器」、あしぶみ、膝屈伸、歩行を試した後のBさんを見ると、驚くほどすっきりしているではないか。
Bさんはさらに「腱鞘炎も良くなりました」という。
そうなのだ。足趾の操法はやっぱり「万病を治せる妙療法」なのである。