お暑うございます。皆さんお元気にお過ごしでしょうか。

3つの脳で、楽に3倍生きる 大脳・小脳・脳幹は、こころ体いのち。明るく豊かに健康に
- 作者: 内藤景代
- 出版社/メーカー: 内藤 景代
- 発売日: 2013/03/26
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (1件) を見る
久しぶりにこの本を読み返してみた。
大脳は、情動、感覚、知覚、意志、感情、理性、知性、創造力、判断力、コミュニケーション能力など「人間的はたらき」の、中枢。
小脳は、運動だけでなく、楽器演奏や習い覚えた反応の記憶をたくわえる、手続き記憶、という「体で覚えた記憶」の、中枢。
脳幹は、秒速約500mで1日1回転する地球にあわせ、睡眠、呼吸、代謝、循環、体温調節など「生きる」ことを調整する中枢。
例えば講習の際、何十人かいると、必ず反復練習をしない参加者がいる。
大脳は「反復練習なんてつまらない」と思うかららしいのだ。
大脳は、「くり返し」をバカらしいと思う。
「それ知ってる」と、くり返しの練習をきらう。
同じ事をくり返すのは「意味がない」、と大脳は思うからです。けれども、車の運転、語学やダンス、スポーツや楽器演奏、書道など
習い事を身につけるには、
くり返しの反復練習が必要です。大脳が知っているだけでは、
思うように、体が動いてくれない。「体で覚える」といわれているのは、
小脳が、手順や手続きを記憶しているのです。くり返しの反復練習によって、
習い覚えた反応の記憶は、小脳にあります
しかし、反復練習をしないと、手続き記憶にはならない。
大脳に「反復練習もいいもんだよ」と、納得させて練習するとモノになる。
「50の手習い」ということが書いてあった。
確かに50歳を越えてから、ピアノの練習を始めたとか、楽器の練習を始め、弾けるようになったという話はよく聞く。
ブラインド・タッチを習得した人もいる。
大脳に「反復練習もいいもんだよ」と、納得させたのだ。
さて、操体も同じである。
考えてみると、50歳を越しても、単にがむしゃらにやるのではなく、
丁寧な反復練習をこなしていると、上達するのである。
さらに「模範を見る」ということで、大脳がヴィジュアル的に学習する。
★手足を動かさずに、見るだけ、というのがポイント。
ちなみに、脳幹は「快」が好きで「不快」がきらいな、イノチの根源である。