操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

橈骨骨折と操体。

今日は第二日曜。午前中は、東京操体フォーラム実行委員勉強会。

盛り上がって13時近くまでやっていました。面白いことこの上ありません。

 

午後は定例講習ですが、受講生のH君が,二日前にバイク事故で右手橈骨を骨折した、とギプス姿も痛々しくやってきました。左頬骨にも少しヒビが入っているそうです。

 

レントゲン写真を見たところ、幸いにも完全骨折ではなく、いわゆるヒビが入った状態のようです。

 

 

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★触診する実行委員の皆さん。鍼灸師柔道整復師理学療法士、健康運動指導士、スポーツプログラマー(資格は関係ないんですけどね)が操体パワーを結集させています。

  

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★みんなで「渦状波®」の巻。

 

感覚の変化が聞き分けられているようです。

一通り終わってから患部をみると鬱血の後が薄くなり、腕や指の腫れが引いているようです。撮診して痛みがあったところも痛みが消えています。
右側の浮肋の辺りが盛り上がっていましたが、それも収まってきました。

2ラウンド目に入ります。

もちろん、骨がすぐくっつくとかそんなことはありませんが、回復は早まるでしょう。

経過をみることにしましょう。

 

私は17、8年前に、足の小指を骨折した人や、腕を骨折したをみたことがあります。勿論患部には触りませんでしたが、操体(第二、第三分析)で、回復が早かった経験があります。

患部をいじくり回すわけではないので、本人も痛みや恐怖感を味わうこともなかった思い出があります。