操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

操体は「想定外に強い」のです。

その昔、三浦先生の知りあいが「操体を勉強したい」と講習を受けたのだそうです。

そして、橋本敬三先生を紹介してほしい、というので「ちゃんと紹介するから」と、三浦先生が言ったにもかかわらず、仙台に行き、橋本先生の臨床を見て

「な~んだ、簡単じゃないか。これならオレにもできる」と

開業した人がいたそうです。

どうなったか?

 

半年で廃業です。

 

「な~んだ、簡単じゃないか。これならオレにもできる」

じゃないんです。

上手い人は、難しいことを簡単そうにやるだけなんです。

 

また、国家資格を持ってる人、何年勉強するかです。
国家資格を持ってる人が、数年かかるんです。

 

最近はネットを使って上手い広告を打つとか、広告は得意かもしれませんが、実際の腕が伴っていなければ、営業には繋がりません。

 

それを、ド素人さんが、一年二年ちょこっと勉強して開業というのがそもそもそも

なのです。が、操体法東京研究会では、その辺りもちゃんとフォローします。

 

 

もっと話を聞きたい!という場合は、畠山の施術+ベーシック講習か、GWの操体プレミアム・ベーシック・アドバンス講習にどうぞ。

 

53周年記念 操体法臨床講座開設

www.sotai-miura.com

 

トップに、6月から始まる三浦先生の定例講習のリンクを貼りました。

 

ついに公表か。。という感じです。

 

三浦先生の講習を、第五分析以前で「もう十分」だと思って、ドロップアウトした方は、本当に残念です。

アナタ達が辞めてから、操体は第一分析から第二分析に転換した以上の大きなパラダイムシフトが起こったんです。

 

なにせ、動診の数が激減。運動分析も感覚分析も不要になったけれども、あきらかに「快」は貫かれている。それに皮膚が加わったのですから、パワフルです。

 

さて、操体の特徴の一つに「症状疾患にとらわれない」ということがあります。

「万病を治せる妙療法」に載っている操法をみても「操体A」とか、アルファベット順に番号がついている感じです。

 

つまり「○○に効く操体」はないのです。しかし、本を書くと、売らなきゃならないので、どうしても症状疾患別に書けと言われます(実はみんなこれが知りたい)。

 

また、渦状波(カジョウハ。第三分析)ですが、大抵の方は「どこに触ればどこに効くのか」を知りたがります(当然と言えば当然です)。

 

ツボとかそうですから。

しかし、操体のとらえ方は違うのです。

 

操体を勉強したといっても、症状疾患別のパターンになっているものとか、基本操体とか言っていくつかの動診操法を組み合わせたものを順番通りにやるとか、そういうわけではないのです。

 

操体を学ぶ上で、多くの人が「どの動診を選んだらいいのかわからない」と言います。

当然です。選び方をしっかり学んでいないのですから。

 

それができるようになる。つまり「想定外に強い」のが本当の操体臨床です。

 

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般若身経