というお問い合わせを頂くことがあります。
しかし、操体をやっているところは、そんなにありません。
また、ピンキリ(本を読んだだけとか、先輩からちょっと習った程度の場合もあります)です。
またまた、腕前を知らない方をご紹介はできません。
私が一番危惧しているのが、紹介したけど「操体やってくれなかった」とか「よくわかんなかった」と言われることなんですよ。
そして、保険適用外です。
接骨院でやっているところもありますが、ほぼ自費です。
「操体法の実際」という本があります。
この本の巻末には、昔「操体法実施施設」というのが載っていましたが、今では削除されています。
何故かというと「操体実施施設」と書いてあるのに、操体をやってもらえなかったという苦情があったからだそうです。
うちも昔、故根本良一先生の本の巻末で紹介していただきましたが、ある鍼灸師の方が「『操体法実施施設』と書いてあるのに、電話したらやってないと言われて、やっとやってくれるところに辿りついた」といらっしゃったことがありました。
また、私の知りあいが「操体法をやっている」と、HPに書いてあったので、行ってみたところ、操体はやってもらえず、文句を言ったら、そこの一番えらそうな人が出てきて、指圧っぽいことをされたと言っていました。
最近でも「ホームページを見て行ったけど、操体をやってもらえなかった」という情報が。。。
操体をやっている、といっても「操体もやっている」ところもあります。
そして、操体の施術をやっているわけではなく、体操教室のようなところで、教えている場合もあります(こういう場合は、元気で動ける人を指導するのが基本なので、体操教室の指導者が、操体の施術や臨床ができるとは限りません)。
例えば「指圧院」で「操体もやっている」という場合は、指圧がメインですし、「整体院」であれば、整体がメインです。
屋号に「操体」と入れるには結構な覚悟が必要です。
なお、超例外ですが、私の師匠、三浦寛先生の治療院の名前は
「人体構造運動力学研究所」といいます。操体の「そ」の字も入っていませんが、昔から看板出してるわけでなし(看板は出ていません)、広告出してるわけでもありませんが、三茶で50年近く、ほぼご紹介(音楽関係者とか多い)でやっています。
なお、この屋号は、橋本敬三先生のお墨付きだそうですよ。
また、看板は、橋本敬三先生のご子息、橋本保雄さん(元ホテルオークラの副社長)から頂いたそうです(しつこいですが、看板は表に出ていません)。
操体法の創始者、橋本敬三医師の直系の弟子で、柔道整復師の免許(保険治療はやっていません)と、鍼灸の免許をもっていらっしゃいますが、操体一筋50年です。
(なお、HPは私が作っていまして、メールも私が受けています)
★三浦先生のサイトから、メールを受けとると、私が三浦先生に聞いて、お返事するという仕組みになっています。
あ、そういえば、東京操体フォーラムの岡村先生のところは「操快堂」、瀧澤先生のところは「手まり堂」です。「操体」という文字は入っていませんし(岡村先生のところは、操、は入ってますね)、友松先生の「からだバランス調整院」も、操体とは入っていませんが、操体専門です。
日下先生の「北六甲操体院」は、操体、という名前が入ってますね。
なお、若手で開業していなくても「施術往療」が可能な者もおりますので、お問い合わせ下さい。
あとは、同門の東京操体フォーラム実行委員なら、ご紹介できます。
実行委員・相談役紹介 | Tokyo Sotai Forum
こう言うと「もっと近くにないんですか」と言われることがありますが、
ないんです。。。
知らない人や、腕前がわからない人は、紹介できませんので、その辺りはご容赦くださいね。
実際、操体の「専門家」は、本当に少ないのです。
あと「操体を誰に習ったか」というのも大事です。
日本で操体をやっている方は遡れば、大抵「操体法東京研究会」に辿り着きます。
また、40年前に習った場合と、30年前、20年前、10年前、最近でも、違います。
40年前に習って、そのままなのか。
20年前に習って、今も勉強しているのか(東京操体フォーラムの、半蔵さん、岡村さん、畠山などはこれにあたります)
20年前に習って、それっきりの人もいます。
操体は進化を続けています。
勉強を止めたら、そこでストップします。
そして、これはご縁の問題でもあります。
このブログをお読み下さっている皆様に良い操体のご縁がありますように。