操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

第一分析と第二分析の間にある「D1'」の講習やります。

こんにちは。TEI-ZAN操体医科学研究所の畠山裕美です。

 

そもそもですが、第一分析、第二分析という分析法の区別をしているのは、操体法東京研究会のみです。

 

もし、操体法東京研究会メンバー以外で「第二分析」とか「第三分析」とか「渦状波®」とか言っていたら、それは「?」だと思ってくださいね。

 

その昔、三浦先生の本を読んだだけで、関西でプロ向けの操体セミナーをやっていた、治療家でもなんでもない人がいて、驚愕したことがありましたが。。。

 

操体法は、誰に習ったかというのもかなり大事です。

簡単にやろうと思えば(秘伝の部分を知らなかったりすれば)、単に「操法のやり方」を何種類かやって終わりにできますので。。。。

 

それはさておき、D1'とは、私(畠山裕美)が命名したものです。

第二分析のメリット(快適感覚のききわけ)と、第一分析のテクニック的なすごさ(スピードなど)を、実際の臨床の上で「使いやすく」したものです。

 

操体は時間がかかる」という人がいますが、それは違います。

もともとスピーディにやっていたのが操体です。スピーディにできたのは「楽かつらいか」の運動分析を行っていたから。

「快をききわける」(つまり第二分析)に進化した際(感覚分析)、あえて「ゆっくり動きを表現して、感覚をききわける時間を作った」のです。

「感覚分析」になったので、敢えて時間をかけているのです。

実際、本当に質の高い「からだが要求してくるような快」を味わうと、数分、いや数十分味わっている人もいますし、こういう快を味わっていると、瞬間脱力はできないのです(快適感覚が消えたり落ちついたりすると、からだはゆっくり自然に脱力してきます)。

 

このD1'、たまに講座をやっていましたが、結論を言うと、やはり「第一分析、第二分析の違いは理解していて欲しい」ところがあるのと、最低でも「施術+ベーシック講習」を受講しているとか、操体法東京研究会で勉強しているとか、それくらいの基礎がないと、伝えたくとも伝えられないことがわかったのです(汗)

 

★ちなみに、三浦寛先生の「操体法東京研究会」での指導内容とは被りません。

 

というわけで「D1'」の講習をやろうと思っていますが、

・「施術+ベーシック講習」受講済の方で専業者

操体法東京研究会で勉強したことがある ※1

・一般社団法人日本操体指導者協会メンバー ※2

向けに、個人レッスン方式で「D1'」の講習をやります。

 

特に※1、※2は、私自身もD1'をとっても伝授したいので、相談に乗ります。

 

なおなお、2024年4月29日の「春季東京操体フォーラム」、畠山も登壇、実技を多めにやろうと考えています。D1'もいくつかやろうと思っています。

 

 

 

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