操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

偶然。

色々「偶然」の面白いことがありました。

 

東京操体フォーラム相談役のO先生ご夫妻から頂いた年賀状(映画のポスターがモチーフになっていて面白い。毎年愉しみにしている)が、年賀状の束の一番上に乗っていて「凝ってるなぁ」と思っていたら、O先生がFBで、歴代年賀状を新居の壁にパネルで張ったという投稿をしていました。

オンタイムだなぁ。

 

そして、昨日の操体法東京研究会の定例講習前の昼休み、T本君が「来る途中で、ヒカルランドのKさんに会った」という話が出たのですが、私は丁度、ヒカルランドさんの「超越易経」を読んでいたのでした。
★この本についてはまた書きます。
私も易者の端くれですが、こういう風に易を使うのもよいのではと思います。


また、筋肉反射テストを使っていますが、なるほどです(これは、私もよく使います。本人に触れずに、他者の体を使ってやるとか、離れた人を使ってやるとか。

 

なお、私達易者?は、卦を書く場合、外卦(がいか)の上、つまり上爻から書きますが、この本の著者は、空中に卦を書く場合、下から書くようです。何でだろう。

何で下から書くんだろう(ここは知りたい)。紙に書くときも内卦(ないか)から書く、と書いてあります。

易は実際に観るときは、初爻から上に数えるんですよね。

 

あなたを整えるとき世界は整う 超越易経 nahohiharu

あなたを整えるとき世界は整う 超越易経 nahohiharu

 

 

f:id:lovecats:20190519212931j:plain

 

2019年5月定例講習(下肢の伸展)

 

日曜は操体の日。

写真は「下肢の伸展}。操者(T本君)の姿勢と介助がバッチリ決まっているのが、写真からも伝わってきます。

下肢の伸展は、被験者の下肢が、操者のからだの脇に出ないように、正面で受け止めます。つまり、肘を後ろに引かない(般若身経が分かっていれば、この理由はわかるはずです)。

 

 

f:id:lovecats:20190519155929j:image

 

2019年5月実行委員勉強会と定例講習

毎月第二日曜の午前中は、東京操体フォーラム実行委員勉強会です。
朝8時から12時まで、実行委員が集まり、毎月の成果や気づき、新しい情報をシェアする貴重な時間です。

今回は先のフォーラム(4月29日)で気がついた事、得たことなどをシェア、また、早くも秋のフォーラムについての計画などについても。

 

物理学と仏教についても。
私は物理とか理数系は、最初からなんだか「ダメっぽい」というあきらめ感(笑)があるのですが、華厳経(仏教)で、物理世界を説明しているものもあります。
つまり、昔から人間って「宇宙とか空間」については色々考えていたということですね。

 

午後は操体法東京研究会の定例講習です。

今日は押し込みと引き込み関係ですが、二年前とは全く違うアプローチになりました。

 

f:id:lovecats:20190512160241j:image

第二日曜の午後は、午前中の勉強会に参加していたベテランの実行委員も参加しています。不思議と言えば不思議ですが、2000年以前に操体法東京研究会の定例講習に参加していた(つまり私よりも先輩)の実行委員が居残りで参加しているということです。

というのは、日々新しいワザ?!やキーワードが登場するので、操体実践者としては、それを逃すわけには行かないのです。

 

 

 

豊川稲荷東京別院「大般若講」(だいはんにゃこう)

豊川稲荷は、稲荷と言いますが、実は曹洞宗のお寺です。
(愛知の豊川稲荷では「神社ではないので柏手は打たない」と書いてあります)
が、結構勢いよく柏手を打ってる人がいます。

中には神社のお社もあるので、ちょっとややこしいかもしれませんが、お坊さんがいるので、お寺です。

さて、豊川稲荷東京別院は、大岡越前守が愛知の豊川から荼枳尼天さんを自宅の庭に勧請(お寺の別院を作ること)したのが始まりです。

愛知の豊川の豊川稲荷には越前守が奉納した狐さんもいます。

 

そして、赤坂という地もあり、昔からは花柳界、今はジャニーズ事務所所属タレントなどの信仰を集めているそうです。

さて「大般若講」とは。

「豊川だより 第14号を少し改定して引用します。

 

年に2回行事が(大般若講祈祷会)あったり、本山に参拝する特別なツアーに参加できたりの特典あり。

★一般の方でもカンタンに入会できます。

 

大般若講とは

 

「講」とは、仏教の講話を聞くために行われた集会のことで、現在では信仰を行う集団のことも表す。有名なものには、庚申の日に皆で集まって一夜をあかす「庚申講」や、代表者が特定の寺社に参拝する「伊勢講」「善光寺講」などが知られている。

 

大般若講は、明治20年の別院創設と同時に発足した、由緒ある豊川稲荷信仰講です。地域などに講がない個人の方でも入会できます。

 

大般若講の入会方法

大般若講は、どなたでも随時入会可入会方法は二通り。

 

窓口で申し込む場

受付に直接入会の旨を申告。申込み用紙に記入して、講金を納入。申

講金は一ヶ月1,000円ですが、入会一年目のみ、一年分の講金(12,000円)を

 

郵送で申し込む場合は、豊川稲荷東京別院にお問い合わせ下さい。

 

私も今年の4月8日の大般若講から入会しましたが、年2回の祈祷会(講員のみが参加でき、一人一人名前を読み上げて頂きます。

ご祈祷の時にしか入れない、本堂の奥に入ることができます。


お札と豪華な(美味しかったです)お弁当、お土産(お酒とかお供物とか)をいただけます。

 

年2回のご祈祷とお札とお土産で、この講金というのはありがたすぎます。

 

また、荼枳尼天さんのファンクラブのようなものですから、荼枳尼天さんにもっと近づけたような気がします。

 

ちなみに、荼枳尼天さんは、剣を持っている方と、稲穂を担いでいる方がいらっしゃいますが、豊川稲荷荼枳尼天さんは、稲穂を担いでいらっしゃいます。

 

 

 

 

f:id:lovecats:20190408153242j:plain

f:id:lovecats:20190408153251j:plain

 

 

操体マンダラ2019

今年も操体マンダラ、海の日に開催致します。

※「操体マンダラ」とは?

三浦寛が一日、操体の最新情報について語る、操体三昧の一日です。
弟子一同にとっては「師匠孝行する日」。東京操体フォーラムや、通常の講習では語りきれないことを、存分に出していただこうという算段です。
今年からはリクエストにお応えして、10時〜21時の開催になります。

昼食会
サイン色紙&ツーショット撮影会

足趾の操法®アドバイザー認定、操体プラクティショナー認定式、今年より「足趾の操法指導者」認定を行います。

開催日時:2019年7月15日(月)海の日
10時〜21時 ルーテル市ヶ谷センター

★予約制で、当日の参加受付はありません。ご注意下さい

7月11日(木)までご参加受付をしております。

 

お申込は 畠山宛メールにてお名前、住所、電話番号をお知らせ下さい。
  sotai@teizan.com
操体法東京研究会受講生、一般社団法人日本操体指導者協会会員は、お名前のみで結構です。詳細は追ってお知らせ致します。

参加費用 20000円(前納)

以上よろしくお願い致します。

 

操体マンダラ事務局
TEI-ZAN操体医科学研究所
一般社団法人日本操体指導者協会代表理事 畠山裕美

 

f:id:lovecats:20190511145337j:plain

修行について。

先日、国際東京仏教塾の皆さんとの会合がありました。

www.tibs.jp

昨年秋に在家得度してから早半年。中にはお寺に修行に行っている人もいらっしゃいますし、すでに単立寺院で出家して、仕事をしながら修行をしている方もいらっしゃいます。

 

私はまだまだ俗世に未練がある(笑)ので、在家の仏弟子としてふつ~に過ごしています。

 

話を聞いて「あれ?」と思う事がありました。

 

「雑用や作務ばかりで、なかなか修行(坐禅とか托鉢)させてくれない」という話です。

 

いや、雑用や作務って、修行じゃない?

 

寿司職人を目指しても、最初は皿洗いからだよね?

お勤めしても、最初はコピー取りとか、そのあたりからだよね?

 

★最近は、寿司職人でも最初から握らせないと居つかないので、結構最初からやらせるところもあるようですが。。。

 

★また、皆さんある程度お年を召しているので「先があまりないので、なるべく早く効率良く修行をしたい」と思っていらっしゃるのもわからないではありません。

 

f:id:lovecats:20190509113501j:plain

 

という話を後で師匠にしたところ、「雑用も何もかも全部修行だ」と。

 

 

若い頃、三浦先生の朝の仕事は、橋本先生の診療所の準備(掃除して火鉢に火を入れて)だったそうです。

また、お孫さんが傘やお弁当を忘れるとそれを届けたり。

 

なお、これも何度か書いていますが、通いの弟子と住み込みの内弟子の話です。

 

通いの弟子は「何曜日の何時から稽古」と、稽古をつけてもらいますが、住み込みの弟子は稽古の時間はありません。

 

しかし、住み込みの弟子のほうが、上達は早いと言われます。

師匠の身の周りの雑用をこなしたり、側にいることで「空気」を共有できるからです。

 

また、近くにいれば(師匠も人間ですから)いいところも悪いところも見えてきます。大抵は「いいところ」ばかり見ていて、「悪いところ」を見てがっかりするのです。

 

近くにいる弟子はその両方を見ることができるので、一層近づくことができます。

 

 

私達はそこまではやりませんが、近い弟子というのは、相当細かい雑用までやります。

 

ビジネスライクに「習う時だけ先生」というのもアリかもしれませんが、「芸事」や「伝統芸能」「手技」などは、「空気感」も習う必要があるのではと思っています。

 

操体定例講習2019年5月

 5月1日からのGWの講習も無事終了し、今日5日の午前中は「足趾の操法集中講座」。
新規メンバーも含めて「まな板」(足趾の操法用語です)をぴったり当てるには、ということを再度復習しました。
これは、一ミリ違っても被験者の感覚は変わってくるのですが、それを外さないための練習です。

 

また、我々は何故「カエル足」と言わないかと言う話。

「かかと突き出し」と「下肢の押し込み」(連動が同じだと思ったら大間違いです。臨床をやるのならば、この違いくらいは知っておかないと上手くもっていけません)の違いなどを実技を踏まえて紹介しました。

 

 

足趾の操法®の類似(指モミとかゆらしとか、名前はどうでもいいんですが)をやっているところは結構ありますが(出所は三浦先生の講習だったりします。例えば、三浦先生の受講生、渡辺栄三先生の受講生の西本直さんの「体ほわっと」は、足趾の操法を元にしています。つまりは、遡ると三浦先生の操体法東京研究会の講習に行き着くということです)。

 

2019年6月開講 操体法東京研究会定例講習

 

www.sotai-miura.com

 

ちなみに、操体法東京研究会の出身者は

瓜生良介氏(故)、根本良一氏(故)、滝津弥一郎氏(故)、白澤誓三氏(故)、渡辺栄三氏(故)、石井康智氏(早稲田大)、今昭宏氏(仙台)、巻上公一氏(ヴォイス・パフォーマー)、北村 翰男(ふみお)氏(奈良操体の会)、河野智聖氏(武術家)、平直行氏(元総合格闘家)などがいらっしゃいます。

 

操体を知っている方は、上の方々の名前をみると「あ!」と思うでしょう。

 

つまり「三浦センセイなんて関係ない」と思っていても、実は三浦センセイに習ったセンセイから操体を(その多くは、第一分析時代です)習ったりしているわけです。

 

★先輩方、三浦先生の操体臨床は進化しています。今や第五分析。たまにはフォーラムを覗いたりしてみませんか?

掛け値無しに「ぶっ飛ぶ」と思います。

勉強した当時からは、相当変わっています(進化・深化)。

 

 

上記の方々(巻上公一氏は、東京操体フォーラムの相談役として今もご縁があります)は、それぞれ独自の操体をなさっています。

 

 

 

www.makigami.com

 


昨年から参加しているメンバーは、そろそろ「足趾の操法アドバイザー(落語で言えば、前座から二つ目昇進)」。准指導者のT本君とHM君は夏の「操体マンダラ」の時には、足趾の操法の指導者(真打ち昇進)を考えています。

 

午後は定例講習です。

今日のテーマは「膝の左右傾倒」。操体の動診の基本中の基本です。
基本なんだけど、意外ときちんとポイントを押さえている人は少ない。

先日も「操体施術+ベーシック講習」でやったら「本で読んだのとは全く違う!」と驚かれました。

 

f:id:lovecats:20190505155442j:image