操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

イントネーション

操体、と言う言葉をどう発音するか。東京より西のほうの方の中には、「そおうたいほう」と、う、を強調する場合がある。または、操体、という発音を、熊本弁風に発音する方もいらっしゃる。ローマ字表記をみても、soutai、と表記されているのは、やはり関西系か。ちなみに、英語で出された本は、SOTAI、となっていて、Oの上に点(発音記号法の如し)がついている。同書の原作となった、「操体法写真解説集」の背表紙には、SOHTAI、となっている。地方性もあるのだろうが、そうたい、と平易に読むのがスタンダードだと思われる。SOTAI、のOを軽く強めに発音、というのがもっとも近いようだし、SOHTAI、と言う表記は日本語の、それも30年近く前の復刻版なので、ヘボン式だか何だか忘れたが、多分、それでHが入っているのだろう。発音的には、SOTAIに近い。「そおうたい」と、発音する方がいるが「う」、すなわちOUのUを強めるのは、中部から関西、山陰山陽あたりのようだ。なぜ、こ
れを考えたかというと、海外からの問い合わせのメールには、必ずSOTAI、と書かれているし、それで通っているようだ。国際化に際して、日本国内でも表記統一を考えるべきであるのでは。橋本敬三先生、全国操体バランス運動研究会でも、NHKのアナも同様に発音している。