東京操体フォーラムは毎年春と秋に開催している。秋には「VisionS」(ヴィジョンS)という小冊子を発行しているが、実行委員、または寄稿ゲストの操体に対する熱い思いがこめられた文章が集まってきている。
今回の傾向として、「自力自療」という言葉が目についた。
最近私も方々で「自力自療とは、一人でできるから自力自療ではない」と、訴え続けているので、仲間達も気になって、同意してくれているようだ。
操体は自分で動くから操体なのではなく、
また、一人でやるから操体なのでもなく
本人にしかわからない、感覚をききわけ、味わうのだ。
自分で動くんだったら、体操と操体の区別がつかないではないか。