操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

マタニティ操体

マタニティ操体―安産のためのしなやかなからだ作り

マタニティ操体―安産のためのしなやかなからだ作り


宮城の稲田稔先生からこの本をいただいた。
私が15,6年前初めて操体を習った先生は小林完治先生という。小林先生が仙台の温古堂に赴いて操体を受けたのが稲田先生だったらしい。ちなみに、稲田先生は「操体法治療室」の今先生のパートにもちょこっと登場する。稲田先生は橋本敬三先生が90歳近くなってから温古堂に勤務されていて、今先生からいただいた『橋本敬三先生マル秘映像』にも、写っていたりする。
私が初めてお会いしたのは1999年の全国操体バランス運動研究会の前日に開催された世話人会だったと思う。大会当日も懇親会の後、早稲田の居酒屋で、鹿島田先生とご一緒した記憶がある。
また、稲田先生は現在も連載が続いている月刊手技療法の「シリーズ操体」の最初の6人の執筆メンバーの一人でもあり、医道の日本社から出ている「症状疾患別大百科」全七巻のうち(そのうち3巻は三浦先生、2巻は今先生が担当)2巻を担当されている。
疾患別治療大百科シリーズ 1

疾患別治療大百科シリーズ 1


疾患別治療大百科シリーズ 2

疾患別治療大百科シリーズ 2


疾患別治療大百科シリーズ〈3〉頚肩腕痛

疾患別治療大百科シリーズ〈3〉頚肩腕痛


疾患別治療大百科シリーズ〈4〉頭部疾患

疾患別治療大百科シリーズ〈4〉頭部疾患


疾患別治療大百科シリーズ 5 耳鼻咽喉疾患

疾患別治療大百科シリーズ 5 耳鼻咽喉疾患



疾患別治療大百科シリーズ 7

疾患別治療大百科シリーズ 7

稲田先生が編纂した、橋本敬三先生の年表をいただいたが、これがまた役に立つ。昨年出版した『操体法 生かされし救いの生命観』で、私は無謀(?)にも『操体の歴史と変遷』というタイトルで原稿を書いたが、この時にとても参考になった。

さて、この本は稲田先生と細川氏細川氏とは全国大会ですれ違っている可能性はあるが、私は直接の面識はない)、その他助産婦さん、ホメオパシーの専門家などの協力を得て書かれている。ターゲットはずばり妊婦だ。同封されていた手紙によると、専門家向けではなく一般向けとして書いた本だそうだ。装丁は正方形で変形版、イラストはとてもいい感じ。しかし妊婦向けなのでイラストの女性もお腹が大きい。でも妊娠している人でないと買いにくいかもしれない。
帯には「赤ちゃんが欲しい人」向けとも書いてある。橋本敬三先生の本には、子供ができない婦人が身体のバランスをとったら妊娠し冗談で「お赤飯をもっておいで」と言ったところ、何人か本当にお赤飯を持ってきたので、橋本先生がご祝儀を渡したというエピソードも載っている。