操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

無邪気な罪人

大正10年2月に、同人誌「アダム」に掲載されたものだ。

執筆者は橋本敬三先生である。

主人公は高等学校三年生で、日曜学校の教師もしている勇次という青年の話である。勇次が手伝っているのは、やもめの老婦人がやっている、「主に生活程度のミゼラブルな」家庭の子供達向けの日曜学校だ。勇次はその老婦人を手伝っているのだが、「最近はあまり聖書に親しまずに」それでも毎週日曜の夜子供達に接している。

この子供達は日曜学校のクリスマスのための行灯に悪戯をしたりして老婦人を困らせるのだが、勇次とその悪さをする子供達とのやりとりが書かれている。

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